グラスバレーは、2016年4月16日から21日(米国時間)の期間中に米国ラスベガスで開催されるNAB2016に出展する(サウスホール/SL106)。
同社ブースでは「Complete IP Integration with Glass-to-Glass Solutions」をテーマに、撮影、リプレイ、スイッチング、グラフィックス、プレイアウト、自動化プロダクションを含むIPフルラインナップを出展するとともに、4K 1-wire、HDRなどのテクノロジーを紹介する。主な出展製品は以下の通り。
(以下プレスリリースより引用)
【キー・ハイライト】
[Glass-to-Glass IP solutionについて]
グラスバレー独自の”Glass-to-Glass”アプローチは、カメラ、サーバー、プロダクションスイッチャー、ルーティングスイッチャー、マルチビューワー、IPゲートウェイやコントロールシステムなど、制作や送出アプリケーションで利用される様々な製品をIP(SMPTE 2022-6)接続することで、エンドtoエンドのトータルソリューションを実現します。グラスバレーではCOTS(汎用) IPスイッチやSDNコントロールといった実績のあるIT技術を活用し、それらと既存のベースバンド技術を融合させることで放送オペレーションに最大限の柔軟性をもたらします。オープンでインターオペラビリティーに優れるIPテクノロジーにより、様々な放送ワークフローに対応した強固なインテグレーションを実現。効率的かつ確実な運用をお約束します。[ブロードキャストデータセンター]
将来にわたり安心して利用し続けることができるよう、今日では放送インフラの世界でもITデータセンターと同様にフォーマット(扱うデータ)に依存しないハイデータレート、広帯域、スケーラブルなシステムが求められてきています。グラスバレーではGV NodeリアルタイムIPプロセッシングノードとGV ConvergentIP対応ルーターコントロールシステムを中心としたあらたな放送インフラシステムの概念、”ブロードキャストデータセンター”を提唱してまいります。[AIMS-Alliance for IP Media Solutions]
IPへの移行を確実かつスムースに行うためにグラスバレーではオープンスタンダードを広く取り入れており、メーカー間のインターオペラビリティーを保つためのアライアンスにも立ち上げメンバーとして参画し、共通ロードマップの作成を行っています。[4K1-wire]
SMPTE 2022-6 IP I/Oモジュールを搭載した機器間で10Gイーサネットによる4K 1ワイヤー伝送を実現するために、IntoPIX社の4:1ビジュアリーロスレス圧縮、低遅延コーデックのTICOを採用することで、拡張性や相互互換性を確保しながら4K運用においても1ワイヤー接続を実現します。会場ではXCU IPカメラベースステーション、Karrera K-Frameプロダクションスイッチャー等のTICO対応機器による伝送を実演いたします。【製品ハイライト】
[GV Node]
リアルタイムのIPプロセッシングとルーティングが可能なSDIとIP SMPTE2022-6双方のブランキングスイッチに対応した次世代ルーティングプラットフォームです。1ノードあたり144×144ビデオと4608×4608オーディオをサポートし、ノード増設によるスケーラブルな拡張という特徴を持ち、TICOコーデックの採用により4K 1ワイヤー伝送にも対応。モジュラー構成によりIP I/O、SDI I/O、マルチビューワーモジュールを実装可能で、Densitéシリーズの各種プロセッシングモジュールもサポートします。[GV Convergent]
COTS(汎用) IPスイッチとSDN技術を採用した新世代のルーターコントロールシステムで、SDIルーティングスイッチャーのコントロールパネルを使用してIPとSDI双方のルーティングを可能にします。GV Nodeと共にグラスバレーGlass-to-Glass IPソリューションのコアとなる製品で、SDN対応COTS(汎用) IPスイッチ、SDIルーティングスイッチャーやIPG-3901 IP/SDIゲートウェイを包括制御し、SMPTE 2022-6 HDやTICOコーデックを使用した4K 1ワイヤーによる運用を可能にします。[GV STRATUS ビデオプロダクション&コンテンツマネジメントシステム]
「STRATUS」は、報道やスポーツ中継等様々なワークフローで活用できる、フルセットのアプリケーションフレームワークです。編集サーバー内にある素材管理が可能で、それぞれのアセットには素材情報、マーカーなどのメタデータの入力が可能です。カメラマン、記者、エディターなど、役割に合わせた使用環境(権限)を構築することもできます。新バージョンでは、EDIUSとの連携が強化され、テンプレートからのプロジェクト作成、既存プロジェクト内にあるシーケンスやアセットをダイレクトにEDIUSで編集可能な為、更に効率よく編集業務のワークフロー環境を構築することが出来ます。その他にもビデオサーバーの収録制御、テープレスメディアからのインポート、素材のトランスコード管理など、様々な機能を搭載しています。[LDX 86 カメラシステム/ K2 Dyno Universeリプレイシステム]
HD 6倍速/4Kに対応し15 FストップのHDRやBT. 2020色域をサポートしたLDX 86カメラとK2 Dyno Universeによるインスタントリプレイシステムにて、あらゆる撮影ポジションでHD6倍速/4Kのリプレイが可能となります。 6倍速、4Kに最適化されたK2 Dyno Universeリプレイシステムは、ハイフレームレート映像におけるライブプロダクションにおいてもK2 Dynoと同様のオペレーションで、様々なカメラポジションのリプレイを可能にします。[Kayenne /Karrera K-Frameビデオプロダクションセンター]
モジュラー式のビデオプロセスエンジンを採用した3G対応スイッチャーKayenne / Karrera K-Frameは標準で4K制作に対応、新たに2サンプルインターリーブ方式にも対応することにより、4K制作においてもHD運用時と同様の様々なエフェクトが利用可能です。また、オプションの10G IP I/OモジュールにてSMPTE 2022-6やTICOコーデックによる4K 1ワイヤーもサポートします。[iTX インテグレ―テッドプレイアウト]
iTXはインジェストからクオリティコントロール、コンテンツ管理、オーディオ・ビデオプロセッシング、グラフィックスやサブタイトル、オートメーションといったプレイアウトに必要なすべての機能を1RUにまとめたサーバーで、1筐体あたり2チャンネルまでの送出が可能です。4Kを含むサイマルキャストにも対応し、IPインターフェイスによるSDIからIPへの容易なマイグレーションをも実現します。【その他の出展製品】
【ノンリニア編集システム】[EDIUS 8]
ご好評をいただいておりますEDIUS 8に様々な新機能を追加した最新バージョン、8.2を出展いたします。NAB会場での発表にご期待ください。【編集・送出用サーバー】
[K2 Summit 3G]
マルチフォーマット、マルチコーデックに対応した最新世代のビデオサーバーで、DVCPRO HDをはじめ、XDCAM HD422、AVC-Intra、AVC-Ultra LongGおよび4Kの収録/再生に対応。新たにSMPTE 2022-6対応のIPインターフェイス搭載モデルがラインナップされ、従来からのベースバンドSDIとIPを併用したシステムアップにも柔軟に対応します。[K2 Central TX]
K2ファミリーの技術を継承した新しいプレイアウト用ストレージソリューションで、費用対効果に優れた比類なきパフォーマンスと既設システムからの容易なマイグレーションといった特長を持ち、K2 Summit 3Gとの組合せでビットレートを落とすことなく、最大20チャンネルまでスケールアップ可能な送出システムを構築することが可能です。また、NLEクライアント向け共有ストレージシステムとしてもご利用いただけます。アプリケーションフレームワークGV STRATUSの新バージョンでは、K2Centralとの連携にも対応しました。