日本ケーブルテレビ連盟(JCTA)は2016年4月1日より、ケーブルテレビ業界共通の4K専門チャンネル「ケーブル4K」のIP放送を開始した。開始当日に本方式で放映されたのは、ハートネットワーク(愛媛県新居浜市)。ケーブル4Kは、日本デジタル配信が運営し、日本デジタル配信とジャパンケーブルキャストが、このIP方式によるリニア伝送信号の送出を行っている。加入者側へは、KDDIの「Smart TV Box」に接続する4K-IP放送用STB「パワーアップユニット」にて対応する。

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「ケーブル 4K」は昨年12月にRF方式で開局した。当時の採用事業者は39社であったが、4月1日現在では、56の事業者(ケーブルテレビの総接続世帯数約2,600万に対するカバー率59%相当)まで広がっている。今回のIP伝送方式も加わったことで供給側も「一層柔軟な経営判断が可能になる」としている。

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月刊誌「衛星&ケーブルテレビ」一般社団法人日本ケーブルラボ連載「日本ケーブルラボが拓くケーブル4Kの未来」より、RF放送サービスとIP放送サービスとの関係

ケーブル 4Kチャンネルの番組編成では、4月から「けーぶるにっぽん」の新シリーズ「食・JAPAN」以外に、ヒストリーチャンネルとJCTAが全国のケーブルテレビ局と共同制作した「麗しき日本の神社仏閣」シリーズ12本などを順次提供していく予定。

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本チャンネル向けに4K番組を制作して供給する事業者が、開局当初の20社から37社に拡大しており、またチャンネル銀河、ヒストリーチャンネルといった番組供給事業者からも新しい4K番組の供給を受けている。

(山下香欧)