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先日、NebulaやROXORの開発元Filmpower社からNAB出展情報が提供されたので、簡単に紹介する(セントラルホール/C12435)。
同社からは4KカメラとVF、ジンバル一体型のROXORに新しく2種類のモデルが登場するという。1つは現行のROXORのアッパークラスで4K/30p、1080p/120pでの映像収録が可能なROXOR-Pro、そして360全方向で撮影できるカメラをマウントした3軸ジンバルのROXOR360VRだ。
3月にはフラッグシップのROXORもファームウェアアップデートして、2.7K/30fps(60Mbps)での映像撮影が可能になっているが、ROXOR-ProではCPUモデルをアップグレードし、4K/30p、1080pで120pのハイスピードが撮影できるようになっている。新ビットレートは最大100Mpsまで。ISO感度はマニュアル設定が可能。32ビットコントローラー+デュアルジャイロセンサーを実装する。ROXORが持つ機能は包括して対応する、上機種モデルの位置づけとなる。色もROXORのホワイトからブラックに変更。価格は米499ドルの予定。
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ROXOR360VRは、360VRカメラを取り外し可能なVRカメラジンバルとして業界初の製品だという。3軸ジンバルで3K/24p、2K/60pで撮影ができるようになっている。センサーはROXORシリーズ同様のSony 1/2.3 CMOSセンサーを採用したドーム型の固定レンズとなっており、360×220アングルを持つ。360パノラマのほか、フロント220度、リア220度、ダウン220度のビューイングモードが備わっている。従来のアクションカメラジンバルとしても使えるように、ワイドからナローアングルで撮影することも可能だ。価格は米596ドルの予定。
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さらにNebula 5軸スタビライザーシリーズからは、ミラーレス、DSLRカメラ対応の3軸スタビライザーNebula4100 Liteがブースに展示される予定となっている。
ROXORもファームウェアアップグレードして、2.7K 30fps(60Mbps)での映像撮影が可能になった
(山下香欧)
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