GoProとNABとくれば、やはりスポーツ放送ソリューションに着目する。昨年はワイヤレス伝送システムを持つVislinkと中継カメラシステムHERO Castを打ち出したが、今回は、ついに自らミニ筐体を脱ぎ、カスタマイズされた姿を現した。
GoProはNABに合わせ、カスタムソリューションとしてGoProカメラとHDワイヤレストランスミッションシステム(HERO Cast)を、現場で使用されているマテリアルやシステムにインテグレートできる提案を出してきた。
既にカスタマイズした実績がそろっており、ブースでも昨年のMotoGPやMotoAmericaで使われたマシンにオンボードして収録するカメラから、NHLでの選手ヘルメット内に埋め込むライブカメラ、PGAツアーでの選手の帽子に埋め込むカメラやカップに埋め込むカメラ、NFLではレフリーの帽子に実装するレフカムなど、従来のリグで装着するモデルと違って、内蔵型のスパイカム仕様になった姿を展示していた。
マシンにカメラをオンボードする
NFLの中継レフカム
このほかにも、グラミー授賞式の中継で使用された、トロフィーの足にカメラを内蔵したGRAMMYCam(グラミーカム)などが揃う。
またデベロッパーズプログラムを本格的に展開することも発表している。こちらはGoProカメラを利用して機能拡張をするアプリ開発を支援するプログラムである。BMWや幼児グッズメーカーのフィッシャープライやテレフォニカなどがデベロッパーズプログラムより独自デバイスやツールを開発している。デベロッパーズプログラムの詳細はこちらから。
(山下香欧)