株式会社ズームは、Google社とのコラボレーションにより、バーチャルリアリティ(以下:VR)コンテンツ向けのサラウンドレコーディングに対応したZOOM H2nハンディレコーダーのファームウェアVer.2.0を公開した。
Google社JUMPプラットフォームは、映像コンテンツ制作用として、16台のカメラモジュールを円形に配置した特製のJUMPカメラリグを開発。JUMPカメラリグの構成要素として、コンパクトサイズのZOOM H2nレコーダーが円形マルチカメラアレイの中心に配置されている。また、JUMPアセンブラ(Googleクラウドを使用)は16台のビデオカメラ映像からYouTubeに対応した立体的なVRビデオを作成することが可能だ。
今回のファームウェアにより、サラウンドオーディオをオムニ、左右前後の各トラックを含んだ4チャンネル・マルチトラックWAVファイルとして収録可能となる。また、YouTubeではサラウンドオーディオフォーマットのネイティブサポートが開始され、H2nの「Spatial Audio」モードで収録したファイルは同サイト上での再生時に自動的にデコード処理される。アップデート方法の詳細およびデータのダウンロードは同社Webページより。