Blackmagic Designは、ビジュアルエフェクト/モーショングラフィック作成ソフトウェア「Fusion 8.1」を公開した。Fusion 8およびFusion Studioのユーザーは、同社のウェブサイトから無償でFusion 8.1をダウンロード可能。
これまで、Fusion Studio($995:国内税抜122,800円)のWindows版のみに対応していたAvidのFusion Connectが、Fusion 8.1により無償版のFusionにも追加され、Windows/Mac両方に対応となった。
AvidのFusion ConnectはAVXプラグインで、Avidを使用するユーザーはMedia ComposerとFusionの間でシングルクリップ、クリップのシーケンス、多量のレイヤーをラウンドトリップし、ビジュアルエフェクトやモーショングラフィクを追加可能。Media ComposerタイムラインのクリップにAvidのFusion Connectを適用すると、ノードツリーを含むFusion構成が作成され、Media Composerの適切なソースにリンクされる。
AvidのFusion Connectによって、ユーザーは自身のビジュアルエフェクトやモーショングラフィックを使用でき、ストレージを共有している場合はネットワーク上の他のアーティストとコラボレーションが可能。AvidのFusion Connectでタイムラインのショットを送信し、同じストレージを共有しているユーザーがそれを使用できるという。この機能によって、VFXショットと並行して編集を継続可能。Avid Media ComposerのタイムラインにFusion Connectクリップが表示され、これらのクリップはいつでも更新可能となり、ユーザーは常にレンダーされたばかりの最新バージョンのVFXを確認できるとしている。
Blackmagic DesignのCEOグラント・ペティ氏は次のようにコメントしている。
ペティ氏:今回の新しいFusion 8.1アップデートはエキサイティングなもので、MacまたはWindowsでMedia Composerを使用するエディターたちが、それぞれのワークフローにシームレスにFusionを統合できるようになりました。Fusion、Media Composer、DaVinci Resolveのビジュアルエフェクト・パイプラインが、今まで以上に簡単に構築できるようになったのです!