パナソニック、「After NAB 2016 新製品発表会」を開催。今後の映像制作に向けたセミナーも実施

2016.06.29

パナソニック株式会社は、6月28日（火）及び29日（水）の二日間、東京・八重洲のベルサール八重洲にてNAB2016に出展した新製品の内覧会「After NAB 2016 新製品発表会」を開催中だ（招待状が必要）。

同展示会では、NABにて発表・展示された小型軽量4Kカメラレコーダー「VARICAM LT」や、4Kマルチパーパスカメラ「AK-UB300」、新業務用4Kカメラレコーダー「UXシリーズ」、リモートカメラなどの新製品を中心に展示が行われ、「4K、8K時代へのパナソニックの取り組みーHDR＆VoIPへの対応ー」と題したセミナーも開催されている。

NAB発表・展示製品が勢揃い

小型軽量4Kカメラレコーダー「VARICAM LT」。VARICAM 35と同一のスーパー35mm 4K MOSセンサーを搭載。デュアルネイティブISO（ISO800/ISO5000）、14ストップ以上のラティチュードを実現。ジンバルやドローンへの搭載にも適している

新業務用4KカメラレコーダーUXシリーズ。IR暗所撮影、3G SDI/HDMI出力に対応した「UXプレミアムモデル AG-UX180」と、光学15倍ズーム、UHD 30p記録に対応した「UXスタンダードモデルAG-UX90」。2機種ともに最大で4K（4096×2160、24pのみ）、UHD（3840×2160）での記録に対応

4Kスタジオカメラ「AK-UC3000シリーズ」。新開発の4K大判MOSセンサー搭載し、ハイセンスモードでは感度F10、SNは60dB以上を実現。新開発の4K大判センサーには外付けアダプターなしで2/3型レンズが使用でき、UHD出力とHD/SD同時出力に対応している

HDスタジオハンディカメラ「AK-HC5000シリーズ」。1080pの4倍速ハイスピード撮影機能を搭載。2/3型3MOSセンサー搭載により、2つの撮影モードを選択でき、ハイセンスモードでは感度F11、SN比60dB以上を実現

カメラヘッドを入れ替えるだけで4K/HD両方式に対応したカメラコントロールユニット「AK-UCU500/UCU500S」。PoE給電とIP制御に対応したリモートオペレーションパネル「AK-HRP1000/1005GJ」

2/3型レンズマウントを搭載した4Kマルチパーパスカメラ「AK-UB300」。3G×4出力部をオプションボードに入れ替え、12Gや4K圧縮（3G×1）に対応予定

4K MoIP（Media over IP）伝送システムを参考出展。IP技術の導入により10GbE ケーブル1本での4K60p素材の双方向伝送が可能となる。2016年度には2系統の4K映像を受信可能なMedia over IPゲートウェイを商品化予定との事 160628_Panasonic_3431

スタジオ制作におけるライブHDR運用を参考出展。SDRとHDRの同時制作の運用性を実演

3G/4K対応の放送用大型ライブスイッチャー「AV-HS7300シリーズ」。別売りのSDI入力増設用リアボードやSDI入力増設用フロントボードにより最大72入力、42出力に対応

リモートカメラ技術セミナー

28日はプレス向けセミナーとして「リモートカメラ技術セミナー」を開催。大学の講義や放送局など、様々な場所での活用が期待されているリモートカメラに搭載した自動追尾技術などについて説明を行った。同社は、リモートカメラシステムが今後同社の核となるカテゴリーの1つだとしており、リモートカメラ製品はハイエンドな画質やなめらかな動作などを追求し、力を入れていく様子だ。