Blackmagic Designの発表によると、米・カリフォルニア州で始まるテレビ番組「Deranged Marriage」のパイロット版の撮影に、Blackmagic URSAデジタルフィルムカメラ、Blackmagic Production Camera 4K、Blackmagic Pocket Cinema Cameraを使用したという。また、同制作におけるエンド・トゥ・エンドのポストプロダクション・ワークフローにはDaVinci Resolve Studioが導入され、カラーグレーディング、編集、合成、フィニッシングなどが行われた。
Deranged Marriageは、ボリウッド期待の若手女優の物語で、Atomic Imaging,Inc./Golan Studiosのアリ・ゴーラン氏が脚本、監督、撮影、制作を担当している。ゴーラン氏はBlackmagic URSAとBlackmagic Production Camera 4KをそれぞれAカメ、Bカメとして、Blackmagic Pocket Cinema Cameraは国土安全保障省のフッテージなどBロールの撮影に使用した。ゴーラン氏は次のようにコメントしている。
ゴーラン氏:すべての機能がBlackmagic URSAに搭載されているのは素晴らしいですね。私はBlackmagic URSAの10インチモニターを撮影モニターとして使用し、カメラアシスタントは5インチモニターをフォーカス合わせに使用しました。サウンドミックスを担当したスタッフは、Blackmagic URSAのオーディオメーターを非常に気に入っていました。部屋中どこからでも見ることができて、サウンドレベルを確認できたからです。
ゴーラン氏はBlackmagicカメラで撮影を行っただけでなく、ポストプロダクションのスーパーバイザー、カラリスト、エディターとしての作業も担当した。その彼がポストプロダクション工程全体のために選択したのは、DaVinci Resolve Studioだった。
ゴーラン氏:すべてのグリーンバック合成は、DaVinci Resolve Studioの3Dキーヤーで行いました。3Dキーヤーのスピル除去機能で、俳優の周りに残る緑のスピルをすべてクリーンにできました。また、レイヤーミキサーとキーミキサーを組み合わせて使用することでホールドアウトマットを作ることができました。これでショットを微調整し、納品しました。Blackmagicカメラは、グリーンバックのRAW撮影で実に良い仕事をしてくれましたね。取り込んだフッテージは簡単にキーイングでき、解像度が大きいので必要に応じてパンチインやリフレーミングもできました。