TriCaster 8000

米NewTekの発表によると、アメリカカレッジスポーツの1リーグであるビッグサウス・カンファレンスが、ESPNなどで放送する番組を制作するライブプロダクションシステムに、NewTek社のスイッチャーとリプレイシステム、およびVizrt社のグラフィックスシステムを使用しているという。

現在、ビッグサウス・カンファレンスに所属している10大学が、このプロダクション環境を利用している。同ライブプロダクションのフローはTriCaster 8000に、3Play 440、およびVizrt社のViz Trioがベースとなっている。各システムはIPベースのライブプロダクションを展開可能な「ネットワークデバイスインターフェイス(NDI)」に対応している。

3Play 440の導入で、解説者は細かい試合分析や説明が行えるようになり、タグ付けやブックマークからマクロ機能、タイトル作成、ソーシャルメディア配信が行え、TriCasterから3Play 440を制御することも可能となった。ビックサウスネットワーク(BSN)でマルチメディア開発担当ディレクターのマーク・ブライアント氏は次のようにコメントしている。

ブライアント氏:我々は、どのキャンパスでもプロダクションレディとして評価されるよう、ESPNと一緒に進めています。ESPNの主要局で使われているVizrtのグラフィックスが、使い馴染みのあるTriCasterとインテグレーションできるようになりました。最先端のグラフィックスとインスタントプレイ機能が使えるようになった新しいワークフローについて、所属大学メンバー達は熱狂しています。視聴者達は、キー局のスポーツ中継放送と同じレベルの迫力あるシーンを楽しめるようになります。