ソニーは、35mmフルサイズExmor CMOSイメージセンサーを搭載した小型業務用4K対応ビデオカメラ「UMC-S3C」を2016年11月に発売する。希望小売価格はオープン、市場想定価格は税抜750,000円前後(レンズ別売)。
UMC-S3Cは、ディスプレイや、バッテリー、操作ボタンを本体に搭載していないシンプルな形状で、本体サイズは幅約104mm×高さ84mm×奥行48mm(レンズ除く)、質量約390gと小型・軽量の4K対応ビデオカメラ。本体の天面・底面・背面にネジ穴を装備しているため、撮影シーンに応じて、天井に固定設置することや三脚へ取り付けることも可能だ。
1220万画素の35mmフルサイズExmor CMOSイメージセンサーを採用し、最高感度ISO409600(常用ISO 100~102400、拡張ISO 50~409600)を実現。低照度でも解像度を維持したまま低ノイズを実現する「エリア分割ノイズリダクション」や、自然な立体感を再現する「ディテールリプロダクション」など、同社独自開発の画像処理エンジンとの組み合わせにより高感度と低ノイズを実現したとしている。Eマウントレンズのラインアップとの組み合わせにより、ユーザーの使用環境に合わせて、広角から望遠まで幅広い画角で映像撮影が行える。
記録メディアはSDカードを採用しており、256GBのSDメモリーカード挿入時は4K画質(29.97p/60Mbps)で最長8時間強(約515分)の連続記録が可能。記録フォーマットはXAVC Sを採用。4K(29.97p)記録時には最大100Mbpsのビットレートで記録可能。また、PCにインストールされたアプリケーションソフトウェアを通じて、本体の設定および操作が行える。本体の操作は別売のリモコンでも操作可能。映像出力は、本体のマイクロHDMI端子をTVやモニターと接続し、リアルタイムの映像出力が可能。