Avidは、メディアの格納と管理専用に作られたソフトウェア定義ストレージ・プラットフォーム「Avid NEXIS」の新たなファミリーとして「Avid NEXIS | E5」と新オプションを発表した。ラインナップは以下の通り。

  • Avid NEXIS | E5(販売中)
  • Avid NEXIS冗長ストレージ・コントローラ・オプション(販売中)
  • Avid NEXIS冗長System Directorオプション(販売中)
  • Avid NEXIS冗長ネットワーク・オプション(2016年第4四半期発売予定)
  • Avid NEXIS メディア・ミラーリング・オプション(2016年第4四半期に発売予定)

Avid NEXIS | E5は、大規模な放送局やポスト・プロダクション環境に対応するリアルタイム共同編集と、拡張性、性能、クライアント接続を提供するエンタープライス・クラスの超高密度ストレージ・エンジン。40GbE接続とエンジン毎に80~480TBのストレージ容量を提供。最大構成の場合、ラックスペースは17U、最大1.4PBの容量、9.6GBpsの帯域幅まで拡張でき、300のクライアント同時接続が可能で、2000以上のAvid DNxHR HDストリームまたは500以上のAvid DNxHR 4Kストリームに対応する。

Avid NEXIS高可用性オプションは、Avid NEXIS E-クラス・ストレージの安定性と性能を向上させたソリューション。Avid NEXIS冗長ストレージ・コントローラー、冗長System Director、冗長ネットワーク・オプションがハードウェア性能の問題に備える一方で、メディア・ミラーリングオプションが同時に最大5つのディスク障害やエンジン全体の障害からでも、Avid NEXISシステム全体を保護。Avid MediaCentral Platformのオープン性により、Avid NEXISソリューションは、Media Composer、Pro Tools、Apple Final Cut Pro X、Adobe Premiere Pro CC、Grass Valley EDIUSを含むメディア制作アプリケーションに対応。

Avid代表取締役兼最高経営責任者のルイス・フェルナンデス・ジュニア氏は次のようにコメントしている。

ルイス・フェルナンデス・ジュニア氏:業界全体で、コンテンツの量は爆発的に増大しています。その結果、強固なストレージ・インフラストラクチャ、安定性や制御の向上、より密度の濃いコラボレーションのニーズが高まっています。Avidはお客様にとって重要なこれらの課題に対応するため、今年前半Avid NEXISを発表しました。あらゆる規模のメディア企業が導入しています。そして今回、Avid NEXISに高密度および高可用性ソリューションを追加することで、大規模放送局やポスト・プロダクションが運用効率を向上し、保有するアセットの価値を最大限に高めることを可能にします。