英国の衛星事業者のSky(スカイ)は10月初めより、360度ビデオライブラリを鑑賞できるiOSとAndroid OS向けアプリ「Sky VR」のサービスを開始した。Sky VRアプリは無償で、現在「スター・ウォーズ」のレッドカーペットプレミア公開の報道シーンから、ディズニー最新実写作品「ジャングル・ブック」のVRシネマクリップ、タイム・ワーナーの最新映画「スーサイド・スクワッド」のスクワッド360°体験から、Skyが今まで360°で撮ったスポーツコンテンツなど、20作品が揃う。
コンテンツ提供は、Skyが投資しているJauntをはじめ、ディズニー、FOXイノベーション・ラボ、ワーナー・ブラザース、バオバブスタジオ、インナースペースやサラウンドビジョンなど。またSkyは、本アプリ開始と同時に「Sky Sports: Closer」という、デビッド・ベックマン氏が番組ナビゲーターをするコンテンツも開始した。
Sky Sportsのコンテンツ第二弾は、Googleとタイアップして制作する。アプリにあるSky VR simulatorから入ってボタンに触れると、さまざまな世界最高のスポーツイベントを訪問できる、というもの
今秋中には、イングリッシュ・ナショナル・バレエ団がプロデュースするパフォーマンス「ジゼル」を、当団のUKツアー前に公開する予定。またSky VRスタジオではSky Newsによる米大統領選挙から「ツタンカーメンの墓 ネフェルティティの胸像を探索する」など、次々と質のよいVR視聴用のコンテンツを制作していくとしている。Sky VRのVRコンテンツは、Google CardboardのほかにSamsung Gear VRとOculus Riftで楽しめる。
(山下香欧)