Blackmagic Designの発表によると、MAXの「LightsDown Low」のミュージックビデオの撮影に、Blackmagic URSA Mini 4.6K EFを使用したという。また、撮影時には4Kでのモニタリングと収録にBlackmagic Video Assist 4K、ビデオのカラーグレーディングにはDaVinci Resolve Studioを使用している。

撮影にあたり、MAXは制作会社で音楽マネジメントレーベルであるCrush Musicと手を組んだ。Crush Musicのクリエイティブ・ディレクターであるジェイド・エーラーズ氏は次のようにコメントしている。

エーラーズ氏：このビデオでは、壁に止まっているハエになったような視点で撮影したいと考えました。部屋の天井にカメラ1台をマウントして撮影したワンショットビデオで、MAXがさまざまな恋愛を経験する様子が描かれています。このミュージックビデオは、アパートで全人生を過ごしたら、どのように見えるかを表現しています。そして、カメラ選定の段階になった時、Blackmagic URSA Mini 4.6K EFが撮影に最適だという結論に至りました。

スタジオ内に設置されたベッドルームには、偽の窓と人工照明が用いられた。床と天井の距離はわずか4.5mで、ベッドルーム全体の撮影が困難になったため、Blackmagic URSA Mini 4.6K EFに超広角レンズであるSIGMA 8mmを取り付け、カメラと被写体の距離を補った。

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「Lights Down Low」は天井から室内を見下ろす形で撮影を行った。制作クルーはC型シャコ万力と台車を使ってセットの上部にBlackmagic URSA Mini 4.6K EFカメラをマウントし、固定ショットを保つためにカメラが動かないようにすることが絶対条件だった。また、カメラは地面から手の届かない位置に設置され、Blackmagic Video Assist 4KをBlackmagic URSA Mini 4.6K EFにつなげて全てのカメラ操作とショットのフレーミングおよびフォーカス合わせを行った。

エーラーズ氏：全てが上手くまとまったので、非常に満足しています。ポスプロで使える情報量の多いRAWで撮影ができ、4Kでキャプチャできるのは、MAXにハイクオリティのミュージックビデオを提供できるという意味で極めて重要でした。DaVinci Resolve Studioでグレーディングに取り掛かる前のベースとなる色の状態で、素晴らしいカラーに仕上がるとわかっていました。