株式会社エーディテクノは、H.265の4K UHD 60pコンテンツの再生に対応したメディアプレイヤー「AS4K2K」を2016年12月下旬に発売する。希望小売価格はオープン。
AS4K2Kは、High Efficiency Video Codec(HEVC)でエンコードされた4K UHD動画をスムーズにデコーディングするARM v.7デュアルコア1.5GHz SoCを搭載したメディアプレイヤー。HDMI2.0端子を搭載し4K液晶モニターやプロジェクターなどへの接続が可能。本体の電源を点けることで本体に挿入したSDXCカードから動画コンテンツを自動再生、リピート再生が可能。準備する放映コンテンツの映像クオリティに関わらず、接続した液晶モニターやプロジェクターに合わせ出力する映像解像度をアップ/ダウンスケーリングするスケーリング機能を搭載。フルHDコンテンツでも出力映像クオリティを最大4K60p Y.Pb.Pr 4:2:0に変換し4K液晶モニターへ表示が可能だ。
任意の時刻にAS4K2Kを電源ON/OFFする電源ON/OFFタイマー機能、コンテンツが収録されたUSBメモリキーをAS4K2Kに挿し込むだけで再生コンテンツの更新が可能なUSB3.0高速自動コピー機能、HDMI2.0出力端子からの出力解像度・周波数を任意に設定することで、対応解像度・周波数違いによるモニター非表示を防ぐアップ/ダウンスケーリング機能などを搭載。
FTPダウンロード機能は、ダウンロード元のフォルダ指定やアクセス間隔/アクセス時刻をメニュー画面または設定ファイルにて設定し、ダウンロードコンテンツはFTPサーバ上に配置するリストファイルにて任意に設定可能。同期再生機能は複数のAS4K2Kをネットワークスイッチングハブで接続し、コンテンツを同期再生できる。この他にも、動画/静止画/テロップの分割同時表示が出来る画面分割表示機能を搭載している。また、RS232Cによる外部制御に対応しており、PCからAS4K2Kへコマンドを送信して放映コンテンツの効果的な切替が行えるとしている。
別途オプション品のプレイボタンボックス「BX08R」との接続利用に対応。BX08Rは、オプションのLEDプレイボタンを最大8個接続でき、AS4K2Kから再生されるコンテンツを視聴者が自ら選択可能となる。最大3台までBX08Rのデイジーチェーン接続に対応し、放映コンテンツ数に合わせて最大24個までのLEDプレイボタンの同時利用でインタラクティブなデジタルサイネージが行える。