株式会社JVCケンウッドは、小型・軽量なレンズ交換型の4Kカメラモジュール「GW-MD100」を2017年3月下旬より発売する。希望小売価格はオープン、市場想定価格は税抜200万円前後。

GW-MD100は、奥行き117mm、質量800gの本体に、同社グループ会社のAltaSens Inc.が開発したSuper35mmサイズのイメージセンサー(総画素数約1,350万画素)を搭載。同社独自の4K画像処理エンジンを2個実装したことにより、4K60p動画像をリアルタイムでH.264圧縮しSDカードへ記録でき、同時に非圧縮4Kベースバンド信号を出力可能。

161221_gw-md100_02

本体背面には、3G-SDI端子を4本装備。クアッドリンク接続することで、最長100mのベースバンド伝送が行える

交換型のレンズマウントには、マイクロフォーサーズシステムマウントを採用。対応するマイクロフォーサーズレンズであれば、アイリス、フォーカス、ズーム、光学手ブレ補正といった機能を本体から操作できる。また、4K記録に対応したSDカードスロットを1基搭載。映像信号のケーブル伝送が困難な設置環境でも4K収録が可能だとしている。その他にも、Genlock(Tri-Syunc/Black Burst)への対応や、HDモニター出力端子(HD-SDI端子×1)、カメラコントロール端子(D-Sub9pin端子×1)を装備している。