株式会社JVCケンウッドは、株式会社スポーツセンシング社と共同開発したスポーツコーチングカメラシステムが、近接無線技術TransferJetに対応したことを発表した。

同社のスポーツコーチングカメラシステムは、撮影しながらイベント情報を記録できるタギング機能を搭載した映像分析向け専用ビデオカメラシステム。これまで、同システムで撮影した映像は一旦PCへ取り込み、映像分析アプリケーションでの編集作業が必要で、競技中の選手にその場でフィードバックするにはタイムラグが生じていた。

今回、株式会社東芝製の近接無線技術TransferJetを搭載したSDHCメモリカードおよびアダプタに対応することで、スポーツセンシング社のスポーツコーチング用アプリケーションソフト「Sports Coaching VIEWERVer.2.5」を用い、本カメラシステムの映像にタギング情報を記録したファイルをタブレット端末に無線転送が可能となった。これにより、映像を撮影した本カメラシステムにタブレットを近づけるだけでタギング情報の付加された映像が自動で無線転送され、トレーニングや試合中における映像を用いたフィードバックのスピードアップを実現するとしている。