株式会社エーディテクノは、H.265の4K UHD60pコンテンツの再生に対応したメディアプレイヤー「AS4K2Kシリーズ」のエントリーモデルとして「AS4L00X」を2017年4月10日に発売する。希望小売価格はオープン、市場想定価格は税抜52,000円。

AS4L00Xは、HEVCでエンコードされた4K UHD動画をスムースにデコーディングするARM v.7デュアルコア1.7GHz SoCを搭載したメディアプレイヤー。HDMI2.0端子を搭載し、4K液晶モニターやプロジェクターなどへの接続が可能。本体の電源を点けることで本体に挿入したSDXCカードから動画コンテンツを自動再生、リピート再生が可能。

準備する放映コンテンツの映像クオリティに関わらず、接続した液晶モニターやプロジェクターに合わせ出力する映像解像度をアップ/ダウンスケーリングするスケーリング機能を搭載。フルHDコンテンツでも出力映像クオリティを最大4K60p Y.Pb.Pr 4:2:0に変換し4K液晶モニターへ表示が可能だ。また、4K(3840×2160)静止画のスライドショー機能を搭載しており、メニュー画面で設定した任意の秒数毎に4K静止画をスライドショー表示が可能。動画と静止画の混在再生も行える。

任意の時刻にAS4L00Xの電源をON/OFF可能な電源ON/OFFタイマー機能や、コンテンツが収録されたUSBメモリキーをAS4L00Xに挿し込むだけで再生コンテンツの更新が可能なUSB3.0高速自動コピー機能、HDMI2.0出力端子からの出力解像度・周波数を任意に設定することで対応解像度・周波数違いによるモニター非表示を防ぐアップ/ダウンスケーリング機能を搭載している。

また、RS232Cによる外部制御に対応しており、PCからAS4L00Xへコマンドを送信して放映コンテンツの切替が行える。その他にも、Tera Term等のターミナルソフトにて、予め指定されたASCIIコマンドをAS4L00Xに送信することで動作制御が可能。「再生/停止」「次コンテンツ再生」「ファイル名指定再生」「音量調整」等がPCより制御できる。

別途オプション品のプレイボタンボックス「BX08R」との接続利用にも対応。BX08Rは、オプションのLEDプレイボタンを最大8個接続でき、AS4L00Xから再生されるコンテンツを視聴者が自ら選択可能となる。最大3台までBX08Rのデイジーチェーン接続に対応し、放映コンテンツ数に合わせて最大24個までのLEDプレイボタンの同時利用でインタラクティブなデジタルサイネージが行えるとしている。