ソニーは、メモリー内蔵35mmフルサイズ積層型CMOSイメージセンサーを搭載したレンズ交換式デジタル一眼カメラ 「α9」を2017年5月26日に発売する(予約販売は4月27日より)。希望小売価格はオープン、市場想定価格は税別500,000円前後(ボディのみ)。

α9は、積層化による回路部の拡張とメモリーの内蔵により、センサー内の読み出し速度を従来機比20倍以上に高速化した新開発の有効約2420万画素フルサイズ積層型CMOSイメージセンサーExmor RSと、画像処理エンジンBIONZ Xとの組み合わせにより、AF/AE追従最高20コマ/秒のブラックアウトフリー連続撮影、最大60回/秒の演算によるAF/AE追従や、最高1/32000秒の歪みを極限まで抑えるアンチディスト-ションシャッターなどの高速性能を搭載。693点の全面位相差センサーに加えて、無音・無振動のサイレント撮影機能を搭載している。

大容量のバッファメモリーにより、20コマ/秒連写で圧縮RAW241枚/JPEG362枚の連続撮影が可能。イメージセンサーの裏面照射型構造による高い感度特性に加えて、画像処理エンジンBIONZ Xなどにより、常用ISO100-51200(拡張ISO50-204800)を実現。

その他にも、従来機比約2.2倍となる新開発の大容量バッテリー「NP-FZ100」や、迅速なフォーカスエリア選択が可能なマルチセレクターやドライブモードダイヤル、フォーカスモードダイヤル、AFオンボタンなどを搭載する高い操作性、SDカードスロット(UHS-II対応)とSD/MSカードスロットの2つのメディアスロット、撮影現場から安定した通信環境でFTP転送が可能な有線LAN端子を採用している。