AJA Video Systems社は、H.264でのストリーミング/エンコーディング/レコーディングが可能な多機能デバイス、HELOの新ファームウェアv1.1を発表した。同ファームウェアは、近日中に同社Webサイトから無償でダウンロードが可能となる。

HELO v1.1ファームウェアは、あらかじめセットされたトリガーでメディアのレコーディングとストリーミングの開始/停止ができるスケジューラーで、HELOのウェブUIを経由してローカルにプログラムされる。設定は、ICSファイルをインポートするか、Googleカレンダーなどの外部カレンダーにリンクする。

1つのファイルを、2つのメディアへ同時保存するリダンダントレコーディング機能を搭載しているほか、セグメントサイズが360分のTSファイルで長時間のイベント収録に対応する。また、最大5つのRTSPストリームをサポートし、REST APIのドキュメンテーションでHELO基本機能の自動化をサポートする。

同社社長のNick Rashby氏は、以下のようにコメントしている。

Rashby氏:HELOは大変注目を集めています。そこで、当社はお客様と密接に関わりながら、素早く開発と更新を行っています。この機能改善は、ライブイベントプロダクションに共通する課題への取り組みです。HELO v1.1の直前のアップデートでは、Facebook Liveへの対応を行いました。v1.1ファームウェアでは、HELOでのストリーミング、レコーディング、エンコーディング作業をさらに簡易化させる新しい機能が追加されています。