アビッドテクノロジー株式会社は、2017年に行われたAvid ConnectやNAB2017にて、同社が4年前に提唱した戦略的構想「Avid Everywhere」の次の展開として、「Avid MediaCentral Platform」のクラウド対応を発表した。また、エンドトゥエンドの4K/IPワークフロー、イマーシブコンテンツ制作のためのワークフロー強化、アライアンスパートナーエコシステムの拡張など、全製品群にわったった機能強化についても発表した。NAB2017における同社の発表は以下の通り。
(以下、プレスリリースより引用)
MediaCentralをクラウドへ拡張展開
クラウドベースの新しいアプリケーション、メディアサービスやインフラストラクチャをオンデマンドで使用できるようになり、クラウドテクノロジーにより促進される、効率性、俊敏性、柔軟性、拡張性をメディア組織に提供します。クラウド革新を継続するため、AvidはMicrosoftをプリファード・パブリック・クラウド・パートナーとして発表しました。
MediaCentral Platform上での新サービス
Avid Dialogue Search™は、拡張性の高い検索プラットフォームです。Avid Dialogue Searchを使うと、アーカイブ、メディアアセット管理システム、制作アセット管理システム全体に渡って、話し言葉あるいはフレーズが含まれる該当クリップを検索・特定することができます。一方、Avid Illuminate™は、キャプション、ビデオ、台本、言語を検証するためのファイルベースの品質保証システムです。
Pro Tools® | HDおよびS6でのネイティブDolby Atmosミキシング
Pro ToolsとDolby Atmosの統合がより深くなりました。これにより、オーディオ・ポスト・プロフェッショナルは、映画、TV番組、音楽、ビデオゲームなどの業界で主流のイマーシブオーディオ用フォーマットでの大規模マルチチャンネルミックスも簡単に取り扱うことができます。
Avid Artist | DNxIQ™がビデオワークフローを加速
SDから4Kの幅広いフォーマットに対応する新しいパワフルなビデオインターフェースAvid Artist |DNxIQには、ユニバーサル・マスタリング機能が追加。ビデオプロフェッショナルは、コンテンツに対する常に変化するニーズや、より幅広いチャンネルやデバイスに対応することができます。
業界標準Media Composer®の無償版Media Composer | First
メディアのプロを志す人、学生、プロとしてキャリアをスタートさせたばかりの人々に、世界で最も成功している映画製作者やTV番組クリエイターが使用するクリエイティブツールとほぼ同じツールを無償で使用することができます。
教育機関へのコミットメント
Avid Media Campusプログラムは、Avidとのより深いパートナーシップ、より柔軟なボリューム・ライセンスや、導入オプションを提供します。これにより、教育機関の、メディアおよびエンターテインメント業界における次世代のクリエイティブ人材やメディアプロフェッショナルの育成を支援します。
新しい4K/UHDコラボレーション・ワークフローの展示
NAB 2017期間中Avidブースにて、次世代サーバーテクノロジーを活用した、ライブスポーツおよびニュース制作のための新しいエンド・トゥ・エンドの4K/UHDワークフローのテクニカルプレビューを展示しました。
インテリジェントなストレージAvid NEXISTMの機能向上
Avid NEXIS帯域幅の拡張性を向上させ、Pro Toolsとのワークフローを強化しました。クリエイティブチーム間での協業がよりスピーディに、そして効率的になります。
EVSアライアンス・パートナーシップ
Avid MediaCentral | UXの新しいIPLINKにより、AvidユーザーはMediaCentral 上でEVSメディアを閲覧、検索、取り扱うことが可能に。ライブスポーツ、ニュース、エンターテイメント制作サークフローを向上させます。