IK Multimediaは、ビデオ撮影、音声調整、編集に対応したAndroidスマートフォン、タブレット用のレコーディングアプリケーション「iRig Recorder for Android」のバージョン3.0をリリースした。価格はGoogle Playにて無償、追加機能はアプリ内課金で提供される。
iRig Recorder 3 for Androidは、音声だけでなくビデオ撮影機能やGoogle Drive、Dropbox、LINE、Evernoteなどでの共有機能、音声修正、エフェクト機能などが強化されたのた特長。ビデオ撮影時も録音レベル調整可能なので、収録対象に適した音量で、失敗のない撮影が可能になるという。iRig Recorder 3 for Androidの詳細は以下の通り。
(以下、プレスリリースより引用)
録音レベル調整可能なビデオ撮影機能
昨今のスマートフォン、タブレットでは、クオリティの高いビデオ撮影が可能ですが、残念ながら純正のカメラアプリでは音の小さな対象が聞き取り難い、大きな音がリミッターで強制的に圧縮される、といった結果になることがありました。iRig Recorder 3は、ビデオ撮影時の録音レベルの調整が可能なので、収録対象にあわせて最適なレベルを設定し、収録音声を確認するという、プロに求められる条件でのビデオ撮影が可能になります。iRig Recorder 3のカメラは横向き(ランドスケープ)、縦(ポートレート)に対応し、iKlip GripなどIK MultimediaのiKlipシリーズと併用することで、多くの場面でプロ仕様のビデオ撮影が可能になります。
プロ仕様音声編集、エフェクトもアプリ内で対応可能
iRig Recorder 3には、カット、クロップ等の波形編集機能、マーカー機能も用意されており、オーディオ・トラックの素材を、直観的、視覚的に編集をすることができます。また、従来の8種類のエフェクトに加えて、Normalize、Stereo Imager、Compressor、3-band EQといったスタジオ・クォリティのエフェクト、Morph、Reverb、Chorus、Delayなどクリエイティブなサウンド・デザインに欠かせないエフェクト、そしてフェード・イン/アウト・エフェクトなどがアプリ内課金により拡張できるようになりました。
録音、撮影したものを、簡単に共有
iRig Recorder 3では、ファイル共有機能が大幅に強化されました。これまでのWi-Fi、FTPファイル共有機能に加え、Google Drive、Dropbox、LINE、Evernote、WhatsAppなどでのファイルの共有が可能になりました。
非圧縮ファイルの書きだしにも対応
iRig Recorder 3は、標準で.m4a圧縮ファイルの書き出しに対応していますが、アプリ内課金にてHigh Quality File ExportもしくはAll Functionalities Bundleを購入すれば、.wav非圧縮ファイルで書き出し可能です。簡単操作ながらもプロ・スペック。そんなオーディオ録音、ビデオ撮影アプリは、iRig Recorder3だけでしょう。
価格とリリース時期
アプリ内課金で提供される追加機能は、下記の通りです。
- Fading:110円
- Waveform Editing:220円
- High Quality File Export:330円
- Processors Bundle(Clean Up、Brighten Voice、Speed Up、Slow Down、Pitch Change):430円
- Creative Bundle(Morph、Reverb、Chorus、Delay):430円
- Pro Bundle(Normalize、Stereo Imager、Compressor、3-band EQ):540円
- All Functionalities Bundle:860円