NPO法人鎌倉てらこやは、8月6日~9日までの4日間、鎌倉市の建長寺において、小中学生100名が参加する合宿イベント「本気de建長寺」(通称:建長寺合宿)を開催した。今年は、坐禅や法灯会(ほうとうえ)、研修料理といったお寺ならではの体験に加え、子どもたちが少人数の班に分かれ発表を行う「てらこや仮装大賞」が開催され、その様子をLiveU社のLiveU Soloを使用してYouTubeでライブ配信を行った。
YouTubeへのライブ配信は、プライバシー保護のため「限定配信」モードを使用し、不特定の視聴者が見ることがないように配慮された。また、有線LANが確保できない屋外で配信するため、LiveU Soloが選定された。LiveU Soloは2本のLTE携帯回線を束ねて通信帯域を確保することで高画質で安定した配信ができるインターネット中継専用の映像配信装置。約3時間にわたり1080x1920のフルハイビジョンで安定した中継を行うことができたとしている。
LiveU社の「LiveU Solo」
「てらこや仮装大賞」が平日の夕方開催だったため、保護者が観覧するには時間が合わないという課題があったが、YouTube配信により、保護者は会社帰りにスマホで、自宅にいる家族はPCやタブレットで閲覧することができたという。NPO法人鎌倉てらこやの理事長 上江洲慎氏は次のようにコメントしている。
上江洲氏:今年の建長寺合宿では、子どもたちのアイデアと汗の結晶である成果発表を、てらこやに関わるより多くの皆さんにリアルタイムに体験していただきたかった。
今回は縁があってLiveU Soloを使ったライブ中継の機会を得たので、予想を上回る数の皆さんに子どもたちの活き活きとした姿を伝えることができた。子どもたちの家族をはじめ、てらこやの関係者や過去にボランティア学生として参加したOBやOGも閲覧しており、熱い時間をより多くの方々と共有できたことをうれしく感じている。
LiveU SoloによってYouTube上で子供たちの顔がわかるほど高画質な中継が行えたことには私たちも感心した。子どもたちからもライブ配信を見たお父さんお母さんと合宿の話で盛り上がったと喜んでもらえた。