ATENジャパン株式会社(以下:ATEN)は、HDBaseTアライアンス(HDBaseT Alliance)が親会社であるATEN International Co., Ltd.(以下:ATEN台湾本社)のIT統合管理およびIT制御に関する40年近い経験を評価し、コントリビューター会員として認めたことを発表した。

ATENでは、すでに30名以上のHDBaseT認定トレーナーの社員が在籍しており、ビデオマトリックススイッチャーや、高解像度対応ビデオエクステンダー、KVMエクステンダー、ビデオ分配器など、HDBaseTテクノロジーを搭載した映像関連製品を20製品以上販売している。ATENは、コントリビューター会員として、HDBaseTアライアンスのInstaller Zoneサイトに専用ページが掲載されているほか、KVMスイッチとIT関連製品での38年に及ぶ知識や経験が評価され、映像とIT関連技術の融合に役立つ製品の仕様策定メンバーにも選ばれており、ユーザーとパートナー企業に対して、時代を先取りしたソリューションを今後提案していくとしている。ATEN台湾本社のCEO Kevin Chen氏は次のようにコメントしている。

Kevin Chen氏:急成長を続ける映像業界では、長距離送信や高解像度に対応した信頼性の高いコネクティビティテクノロジーが求められています。ATENでは、こうしたご要望に応えられる高コストパフォーマンスな映像関連機器ソリューションをこれからもご提供してまいります。2013年にHDBaseTアライアンスに参加して以来、ATENではHDBaseTインストーラーエキスパートプログラム(HDBaseT Installer Expert Program)を世界中で実施しております。この度、コントリビューター会員として認められたことを受け、映像とITの融合に対応し、皆様に役立つ製品を開発・製造できるように、HDBaseTアライアンスとの協力体制を強化してまいります。

HDBaseTテクノロジーを搭載した製品の例として、32入力32出力モジュール式マトリックススイッチャー「VM3200」と4ポートHDBaseT対応入出力ボード「VM7514/VM8514」を併用することで、離れた場所にある32台のビデオソース機器と32台のディスプレイを任意に接続し、映像を表示可能。HDBaseT 2.0規格のほかに、4K@60Hz(4:4:4)解像度とビデオインターフェースの圧縮規格である「Display Stream Compression(DSC)」を組み合わせた製品を開発する予定。