左から「TS-E50mm F2.8L マクロ」「TS-E90mm F2.8L マクロ」「TS-E135mm F4L マクロ」
キヤノンは、「TS-E50mm F2.8L マクロ」「TS-E90mm F2.8L マクロ」「TS-E135mm F4L マクロ」「EF85mm F1.4L IS USM」を発売する。発売時期と市場想定価格は以下の通り。
型番 | 発売時期 | 市場想定価格 |
TS-E50mm F2.8L マクロ | 2017年12月下旬 | 税別315,000円 |
TS-E90mm F2.8L マクロ | 2017年12月下旬 | 税別315,000円 |
TS-E135mm F4L マクロ | 2017年12月下旬 | 税別315,000円 |
EF85mm F1.4L IS USM | 2017年11月下旬 | 税別200,000円 |
TS-E50mm F2.8L マクロ
TS-Eシリーズは、レンズを傾けることでピントの合う範囲の調整が行える。レンズを平面・垂直方向にずらして歪みを矯正し、遠近感をコントロールできる。歪曲収差を抑えるガラスモールド非球面レンズと、高解像・高コントラストを実現するUDレンズを、TS-E50mm F2.8L マクロ、TS-E135mm F4L マクロには2枚、TS-E90mm F2.8L マクロは1枚採用しているほか、TSレボルビングにも対応している。ASC(Air Sphere Coating)を1枚1面に採用することによりゴースト、フレアを抑制する。ティルト量/シフト量、最短撮影距離/最大撮影倍率は以下の通り。
TS-E50mm F2.8L マクロ | TS-E90mm F2.8L マクロ | TS-E135mm F4L マクロ | |
ティルト量 シフト量 |
±8.5° ±12mm |
±10° ±12mm |
±10° ±12mm |
最短撮影距離 最大撮影倍率 |
0.273m 0.5倍 |
0.390m 0.5倍 |
0.486m 0.5倍 |
EF85mm F1.4L IS USM
EF85mm F1.4L IS USMは、描写性能や操作性、高い水準の性能を追求した「L(Luxury)レンズ」の大口径中望遠単焦点レンズ。超大口径の「EF85mm F1.2L II USM」(2006年3月発売)と小型・軽量の「EF85mm F1.8 USM」(1992年7月発売)に、高画質で機動性を備えた本機種を加えることで、焦点距離85mmの大口径ラインアップを拡充する。
インターフォーカスとリングUSMにより高速なAFを実現。高速CPUと最適化されたAFアリゴリズムで高精度化・最適化を達成。AF後にシャッターボタンを半押し状態でフォーカスリングを回し、ピントの微調整が可能なフルタイムマニュアルフォーカス機構を搭載している。
「マクロツインライトMT-26EX-RT」装着時
また、マクロ撮影時のライティングの自由度が向上する「マクロツインライトMT-26EX-RT」を2017年11月上旬に発売する。市場想定価格は税別129,800円。
E-TTL II/E-TTL自動調光に対応するとともに、両側発光、片側発光だけでなく、2灯の発光量をそれぞれ調整可能な「光量比制御」機能を備えているほか、発光部は使用するレンズや被写体との距離に応じて位置や角度を細かく調整できるため、撮影者の意図に沿ったライティングが可能。また、マニュアル発光時に最小1/512 まで発光量の調整範囲が広がったことにより、マクロ撮影時に起こりがちな白とびを抑えられる。
電波通信方式のワイヤレスマスター機能を搭載。電波通信でワイヤレス増灯撮影を行う際は、スレーブ機能を備えた外部ストロボ「スピードライトEXシリーズ」を最大5グループ・15台まで制可能。電波通信の特長を生かし、カメラとストロボの間に障害物が多い場所でも配置も行える。