Blackmagic Designの発表によると、南アフリカ最大の金融機関であるバークレイズ・アフリカ・グループ(Barclays Africa Group Limited)が、同社の企業ビデオ制作用のUltra HD 4KスタジオでのソリューションにBlackmagic Studio Camera 4K、ATEM 1 M/E Production Studio 4K、Smart Videohub 20×20を使用しているという。

同スタジオはヨハネスブルク、サントンの金融街に位置するバークレイズ・アフリカ・グループのEquinox Facilityの一部で、同金融機関のスタッフ並びにクライアントの両方が使用するスペース。同ソリューションの仕様指定と設置を担当したAfrica Broadcastのジェイソン・スプロート氏は、同施設の近代的なマルチメディア環境に適合するスタジオを構築する必要があったという。

スプロート氏:バークレイズは、ヨハネスブルクの中心地にある本社にすでにスタジオを所有しています。しかし、Equinox Facilityの独創的で素晴らしいデザインを反映する新しいスタジオを構築したいと彼らは希望していました。Blackmagic Designのソリューションは、その設計美学がバークレイズの高い期待に沿っているだけでなく、最新の4K放送フォーマットをサポートし、制作価値の高い作品を制作できると確信していました。

グリーンバックのスタジオは、CEOのブリーフィング、チーム育成ビデオ、バークレイズの顧客によるプロダクションなど使用されている。そのためソリューションを設計する際に柔軟性と使い勝手の良さが鍵となったという。

スプロート氏:複数のBlackmagic Studio CameraをATEMプロダクションスイッチャーと併せて使用することで、すべてのカメラ位置をリモート操作できます。スイッチャーがあれば、フロアマネージャーがいなくてもプロ仕様のマルチカムプロダクションを実現できます。

バークレイズのオーディオビジュアルチームがスタジオを監視し、設備をスムーズに使用できるように管理していますが、スタジオのフロアはほとんど管理が必要ないので、同チームは時間を自由かつ有効に使って、より大規模で複雑な映像プロダクションが行われている時にこれらの手助けをしています。

信号の分配にはSmart Videohub 20×20が使用され、プロダクションの全体的な品質管理には複数のSmart Videohub 4KモニターおよびBlackmagic Audio Monitorが使用されている。同スタジオはUltra HD 4Kポストプロダクション・ワークフローにも対応し、DaVinci Resolve Studioで編集、カラーグレーディングが可能だ。また、収録およびキャプチャーにはHyperDeck Studio Pro SSDレコーダーが使用されている。

スプロート氏:バークレイズのEquinox Facilityのポリシーは、ダイナミックかつ機敏な環境を通じて、最先端の考え方を銀行経営に取り入れることです。Blackmagic Design製品を取り入れたソリューションを指定した理由はここにあります。一企業内のオーディオビジュアルチームにとって非常に価格競争力がある製品ということだけでなく、世界中の放送局で使用されているのと同等レベルのソリューションを使用できるのです。