AJA Video Systems社は、アビッドとMedia Composer向けの新型ハードウェアオプション「Avid Artist | DNxIV」の設計と製造を行うためのテクノロジーパートナーシップを締結したことを発表した。DNxIVは2017年10月中旬よりアビッド正規販売代理店を通じて購入可能となる。
DNxIVはAJAから発表されたばかりの「Io 4K Plus」に類似した製品。デバイスの前面にアビッドの仕様に準拠したアナログマイク向けの内蔵オーディオ入力端子を追加しており、オーディオパンチインに対応する16-bitアナログオーディオの直接収録が可能。
Thunderbolt 3対応のDNxIVは、12G-SDIとHDMI 2.0の入出力を含むさまざまな接続性を提供し、4K/Ultra HDデバイスとの互換性も持っている。AJAが提供する変換テクノロジーにより、4K/Ultra HDからHDへのリアルタイムスケーリングが可能。DNxIVには2基のThunderbolt 3ポートが搭載されており、他のThunderboltデバイスとのデイジーチェーン接続が可能。Avid Artist | DNxIVの主要な機能は下記の通り。
(以下、プレスリリースより引用)
- Thunderbolt 3経由で4K/Ultra HDとHD/SDのキャプチャーとプレイバックが可能なポータブルデバイス
- シングルチャンネル16-bit D/Aアナログオーディオを収録するためのアナログマイク用オーディオ入力(48kHzサンプルレート、バランスド、業界標準のXLR端子を使用)
- 既存のThunderboltホストとの下位互換性
- 最大60pの4K/Ultra HD/2K/HD/SDに対応する12G-SDI入出力
- 最大60pの4K/Ultra HD/2K/HD/SDに対応するHDMI 2.0入出力
- 12/10/8-bitオプションに加え、4:4:4/4:2:2/RGB/YUVが選択できる究極に柔軟性の高いワークフロー
- 4K/Ultra HDから2K/HDへのリアルタイムダウンコンバージョン
- Thunderbolt 3端子を2ポート搭載し、最大6台のThunderboltデバイスと簡単にデイジーチェーン接続可能
- 16チャンネルのSDIエンベデッドオーディオ、8チャンネルのHDMIエンベデッドオーディオ、8チャンネルのアナログオーディオに対応(オプション品のXLRDB-25ブレイクアウトケーブル経由)
- ACまたはバッテリー運用向けの業界標準12v 4-pin XLR電源