ARRIは、IBC 2017にてSkypanel LEDファミリで最大サイズを実現した「ARRI SkyPanel S360-C」を発表した。S360-Cの照射面は幅1280mm×高さ870mmで、幅645mm×高さ300mmの同社ミッドレンジモデル「ARRI SkyPanel S-60C」の約6倍を実現。ビーム角は105°でソフトで均一な光を提供する。
明るさは120,000ルーメン以上で、S60-Cと比較して4倍以上の明るさ。また、1,500ワットと消費電力が抑えられているが、4,000ワットのタングステンの柔らかいライトの2倍の明るさを実現。1ワットあたり80ルーメン以上のエネルギー効率で、最も環境にやさしいLEDソフトライトとしている。
出力やカラー調整を行うコントロールには、DMX、RDM、Art-Net、sACN、5ピンXLR、イーサネットをサポート。このほかにもワイヤレスDMXの内蔵も大きな特徴となっている。
SkyPanelは従来からLED前面の拡散パネルが変更可能だが、S360-Cでも引き続き変更可能。ライト、スタンダード、ヘビー、インテンシファイアを用意している。インテンシファイアはS360の輝度を50%向上させるもので、遠くまで明るくすることが可能だとしている。