自由視点映像生成システムのイメージ

キヤノンは、イメージング技術を用いた映像ソリューションとして、自由視点映像生成システムの開発に取り組んでおり、今後、スポーツイベントなどにおける活用を想定している。同社は、その場にいるかのような臨場感・没入感を体験できる自由視点映像生成システムを開発することで、さまざまな視点や角度からの映像体験を実現するとしている。

自由視点映像生成システムは、スタジアム内を取り囲むように設置した複数の高解像度カメラをネットワークでつなぎ、ソフトウェアでコントロールしながら、同じタイミングで多方向から撮影を行う。撮影後、画像処理技術を用いて、撮影映像から3D空間データを構築し、その3D空間で仮想カメラを自由に動かし、さまざまな視点から好みの角度で映像を見られる自由視点映像を生成する。自由視点映像は、3D空間で仮想カメラを動かし、スタジアム内を自由に飛び回ることや、試合中のフィールドに入り込み、選手と同じ場所を疑似体感ができるという。

映像事例:Jリーグ公式戦(2016年11月3日:川崎フロンターレ対ガンバ大阪)

なお、2017年11月15日~11月17日の期間中、幕張メッセにて開催される国際放送機器展「InterBEE2017」の同社ブース(ホール3/ブースNo.3509)にて、自由視点映像生成システムの映像事例の紹介を行う。