フジテレビグループのコーポレートベンチャーキャピタルであるフジ・メディア・ホールディングス(FMH)と、トランスコスモス、チームラボの3社は9月27日、AI(人工知能)の機械学習に特化したサービスを提供する新会社を共同で設立した。
新会社「マシンラーニング・ソリューションズ(MLS)」は、AIコンサルティングを主として事業を開始。今後需要が急激に拡大すると見込まれるAI導入に関する技術支援ニーズに対応し、AIの高度化・精緻化に必要な機械学習に関するコンサルティングを展開していく。また並行して、AI関連のベンチャー企業に対する資金支援と技術支援を行うインキュベーション事業もあわせて行う予定という。
MLSの技術顧問には、東京大学大学院教授で理化学研究所革新知能統合研究センター長の杉山将氏ほか、機械学習の分野において世界レベルで活躍する研究者が揃う。会社の代表取締役社長には、チームラボ株式会社取締役COOでありトランスコスモスの専務取締役である森山雅勝氏、取締役にはチームラボの取締役である田村哲也氏、そしてユカイ工学の代表取締役兼CEOの青木俊介氏が就任した。
FMHは2013年に設立し、インターネット・モバイル分野とソーシャル系などに投資活動を行ってきているが、最近はAIに着目。昨年においては、AIで事件や事故、災害の画像・動画をネット上から自動収集し、投稿者の許諾を得て報道機関に提供するサービス「Newsdeck」の運営会社Specteeのリードインベスターとなっている。
(ザッカメッカ)