(上:KE8952T(トランスミッター)、下:KE8952R(レシーバー))
ATENジャパン株式会社は、PCのコンソール(USBキーボード/マウス・DVIモニター)をイーサネットおよび光ファイバー経由で延長設置可能な4K解像度・HDMI対応IP-KVMエクステンダー「KE8950」および「KE8952」を2017年10月2日に発売する。ラインナップと希望小売価格は以下の通り。
製品型番 | 製品名 | 価格(税別) |
KE8950 | HDMIシングルディスプレイIP-KVMエクステンダー(4K対応) | 353,000円 |
KE8950T | HDMIシングルディスプレイIP-KVMトランスミッター(4K対応) | 177,000円 |
KE8950R | HDMIシングルディスプレイIP-KVMレシーバー(4K対応) | 177,000円 |
KE8952 | HDMIシングルディスプレイIP-KVMエクステンダー(4K、PoE対応) | 383,000円 |
KE8952T | HDMIシングルディスプレイIP-KVMトランスミッター(4K、PoE対応) | 192,000円 |
KE8952R | HDMIシングルディスプレイIP-KVMレシーバー(4K、PoE対応) | 192,000円 |
同製品は、トランスミッターとレシーバーから構成されており、各ユニットは個々のIPアドレスを使って通信を行う。イーサネットまたは光ファイバー経由でのアクセスが可能な環境であれば、延長距離の制限がなく、距離を意識することなくコンソールを設置することが可能。KE8952は、LANケーブルを介して電源をとることができるPoEにも対応しており、延長距離の制限がなく、リモート側の画質と操作レスポンスが延長距離による影響を受けず、切替速度の向上や詳細なスケジューリング機能など、操作性が向上しているという。
トランスミッターとレシーバーは用途に応じて組み合わせて延長や分配が行える。1対1はエクステンダーとして、1対多は分配器(スプリッター)、多対1はスイッチャー、多対多はマトリックススイッチャーとして使用可能。機器間の通信にはAES-256bit暗号化を使用し、セキュリティの面でも安心だとしている。
解像度は最大4K(3840×2160@30Hz、4:4:4)、24ビット色深度対応。また、最大8×8ビデオウォール表示や詳細なスケジューリング機能、詳細なユーザー権限設定の他にも、画面切替速度が向上している。