10月25日、東京・日本橋のグラスバレー社にてプレス向けの発表会が開催された。冒頭、代表取締役の北山二郎氏による「Inter BEE 2017」の出展概要が説明された。今年は中規模サイズのブースをホール3に出展。グラスバレーは、BELDENグループ関係各社とそれぞれ隣接したかたちでの出展となる。主に放送関係のシステムが中心に各製品が展示される。詳細は、ニュースでお伝えした

代表取締役 北山二郎氏

さて今回はEDIUS Pro 9の大幅なバージョンアップについて、プロダクトマネージャーの粟島憲郎氏がデモを交え紹介を行った。EDIUS Pro 9は4Kを含む様々なHDR、Log素材をリアルタイムネイティブ編集が可能になった。HDRはメタデータ付加ファイルをエクスポートも可能だ。

プロダクトマネージャーの粟島憲郎氏、HDR機能の充実を紹介

一番の注目は、HDRに関してだという。充実し分かりやすいインターフェイスと充実した機能が実装された。外部にHDR対応のモニターが必須となるが、HDRをカラースペース含めて再現可能となった。EDIUS Pro 9は2017年11月上旬、EDIUS Workgroup 9を搭載したターンキー製品は2018年4月以降に出荷開始予定。メーカー希望小売価格は、EDIUS Pro 9通常版が税別59,800円、アップグレード版が税別24,800円、アカデミック版が税別24,800円、ジャンプアップグレード版が税別39,800円。なお、2017年9月1日以降にEDIUS Pro 8を購入したユーザーは所定の申し込み手続きを行うことでEDIUS Pro 9へ無償アップグレードが可能で多彩な購入方法が用意されている。

クラウド関連に空いて解説するプロダクトマネージャー片岡淳氏

クラウドに対応した業務用のフローティングライセンスパッケージは、放送局や学校などの大規模な施設向けに設計されており、必要な端末すべてにEDIUSをインストールし、その中でライセンス台数分のEDIUSを同時に使用可能。また、フローティングライセンスにより、クラウドプラットフォームのマシン上でEDIUS 9を使った編集が可能となる。ライセンスは管理ソフトウェアによって集中管理し、必要に応じて追加することができる。なおフローティングライセンスパッケージは、2018年春頃提供予定とされている。

実際にAmazon AWS上に構築されたEDIUS CloudでEDIUS Pro9をデモ。MacなのにEDIUS Pro 9が稼働しているのも面白い