パナソニック株式会社はシネマ制作市場に向けたEFマウント方式のコンパクトシネマカメラ「AU-EVA1」の出荷開始を発表した。
AU-EVA1は、新開発の5.7Kスーパー35mm MOSセンサーを搭載し、4K/2K 10ビット4:2:2映像を実現。SDXCメモリーカード(ダブルSDカードスロット)に収録でき、V-Logガンマ、広色域V-Gamut、デュアルネイティブISO、4K60P/2K240Pのハイフレームレートなどを搭載。画作りにおいては、同社のVARICAMを継承するテクノロジーを搭載しているという。
また、IRカットフィルターON/OFF機構の搭載により、幻想的なIR(赤外線)シネマトグラフィ撮影を実現するとしている。本体重量は1.2kgと軽量コンパクトで、取り外し可能なトップハンドルと回転式グリップ、LCDモニターなどの新しいデザインは、ハンドヘルド撮影から、ドローン、ジンバルへの搭載などの撮影スタイルにも対応。
来年の3月には無償でのバージョンアップにより、422ALL-Intra 400Mbps/200Mbps/100Mbpsに対応。さらに5.7K RAW出力の対応を予定している。
なお、AU-EVA1は2017年11月15日から17日まで千葉県・幕張メッセで開催される国際放送機器展「InterBEE 2017」の同社ブース(ホール7/No.7309)にて展示予定。