ティアック株式会社は、ハイレゾ・マスターレコーダー「SD-500HR」を2017年11月中旬に発売する。希望小売価格はオープン、市場想定価格は税別79,800円。

SD-500HRは、DSD 5.6MHzやPCM 192kHz/24bitのハイレゾ品質で録音可能なデジタルレコーダー。録音メディアはSDカードやCFカードを採用。カセットテープやMDのようにアルバム単位で保存することで、デジタル音楽ファイルを分かりやすく管理することが可能だという。

SDカードやCFカードに保存されたデジタル音楽ファイルは、無料のハイレゾ音源波形編集ソフト「TEAC Hi-Res Editor」(Windows/Mac版)を使用し、必要に応じて曲ごとの分割やファイルフォーマット変換などの処理を行うことで、スマートフォンやカーステレオなどのデジタルメディアプレイヤーでもレコードやカセットテープの曲を楽しめるとしている。

左右各チャンネルの信号を完全に分離して処理するデュアル・モノーラル回路設計により、左右チャンネル間の干渉やノイズを抑えたピュアな信号処理を実現。デジタル処理の要となる内部クロックには高精度なTCXO(温度補償型水晶発振器)の採用に加え、より高精度な外部クロックからの信号を入力できるWORD IN端子も装備。

また、様々なオーディオ機器が接続できるよう、アナログ入力ではXLR(バランス)とRCA(アンバランス)、デジタル入力ではコアキシャル(S/PDIF)とAES/EBUに加え、BNC(SDIF-3)を装備している。