AWSエレメンタルは、親会社アマゾンウェブサービスジャパン(AWS)と一緒に、2017年11月15日から17日の期間中に千葉・幕張メッセで開催される国際放送機器展「Inter BEE 2017」に出展する(ホール7/No.7204)。

クラウドを利用したライブ配信とコンテンツ配信フローは、デマンドによって動的にスケールアップすることができるため、新しいビデオサービスをすぐに展開したい場合に役立つという。今年の展示ブースでは従来のオンプレミス環境とクラウドを応用するハイブリッドシステムを使用し、放送とOTTサービスを合わせた運用を最適化するだけでなく、経済的なクラウド移行を促す、システムソリューションを紹介する。

リニアチャンネルプレイアウトでは、ビデオテック社製オートメーションとAWS Elemental Liveエンコーダーの連携による、ベースバンド入力とファイルベース入力間のシームレスな切り替えや、複数のHD/4K静止画およびモーショングラフィックスをオーバーレイして出力することで、フローの簡易化および運用コストを考慮したシステム構築を提案。

技術参考出展には、クラウド人工知能(AI)を利用したOTTコンテンツ生成を展示する。AWSエレメンタルのビデオ配信プラットフォームとAWSの画像認識サービスAmazon Rekognitionを組み合わせ、画像認識と画像ベースのメタデータの自動作成と、フレーム精度によるライブからVOD作成までのデモンストレーションを行う。また画質クオリティを保ちながら、可能な限りビットレートを下げるクオリティVBR(QVBR)技術を、CBRやVBRと比較しながら展示。さらにOTT配信事業者のメディア管理を一本化できる、MEPG-DASH互換CMAF規格(Common Media Application)パッケージングによるコンテンツの再生を実演する。

AWSブースでは、AWSエレメンタルに加え各メディアワークロードで展開するAPNパートナー15社が集結し、メディア制作、管理、配信と先進な収益化を導く、クラウドベースの様々な映像ソリューションが展示される。

(ザッカメッカ)