キヤノンブース 360°全天球動画

RICOH THETA Vで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Google ChromeブラウザおよびiOS/Android版YouTubeアプリが必要です。(アプリ起動はこちら)

キヤノンブースレポート

「映像表現に拡がりを、創り手にチカラを。」をテーマに自由視点映像生成システムによる3D映像の技術展示のほかCINEMA EOSを始めとした4KやHDR対応のカメラ、デジタルシネマ用レンズや放送用レンズなどの幅広い映像制作機器を出展した。

自由視点映像生成システムによる3D映像の技術。昨年埼玉スタジアム2002で開催されたJリーグYBCルヴァンカップ決勝戦で実証実験されたもので、モニター上の3D空間の任意の位置にカメラ視点を置くことができるもので、フィールド内の選手の視点でもどこでも視点を設定できる。こうした技術はNHKやNTT、KDDIなどでも実験されており、オリンピックなどの競技での活用が期待されている

自由視点映像生成システムによる3D映像の技術は、同期した複数のカメラで撮影した画像を処理して高精細な3D空間データを構築。その3D空間で仮想カメラを自由に動かし自由視点を生成する。異なる位置から複数のカメラで撮影しても視点によっては写らない部分が生じるので、CG技術などを使って補完する必要がある

自由視点映像シアター。波長分離方式による3Dプロジェクターを使用して、自由視点映像生成システムによる3D映像を上映

参考出展の小型多目的モジュールカメラMM100-WS。動画撮影時ISO12800、静止画撮影時ISO6400、最低被写体照度1ルクスを実現。夜間や暗い室内などでも明るく撮影することが可能。カメラ本体にWi-Fiを内蔵しており、スマホで映像確認や画像再生、設定や制御が可能。APIが公開さてれおり組み込みアプリケーションの開発もできる

参考出展の小型多目的モジュールカメラMM100-WS。約幅40mmx高さ40mmx奥行き21.6mm、重さ約48gの超小型モジュールカメラ。カメラ本体に加速度センサーやジャイロを搭載しており、カメラの向きや動きによりデバイスコントロールが可能

参考出展の2.5億画素CMOSセンサーによる実写映像を披露。回路の微細化や信号処理技術の進化により4K/2Kの約30倍となる超高精細な撮影ができ、19K13Kの静止画、5fpsの動画に対応可能

参考出展の8Kカメラやレンズ、8K変換ボックス。新開発のスーパー35サイズの専用CMOSセンサーを搭載しており、HDの16倍を超える解像度により緻密で立体感のある映像を撮影可能。レンズは極限まで収差を補正し画面全体にわたり高い解像度と色にじみの少ない描写に対応している

参考出展の8K対応29型HDRディスプレイ。SMPTE ST2084/ITU-R BT.2020のほかHybrid Logガンマ(HLG)にも対応している。人間の視認限界に迫る300PPIを超える画素密度を実現することによりこれまで不可能だった繊細な光の強弱を再現する

参考出展の4K対応30型2000nitディスプレイDP-V3001。DP-V3010のLCDパネルを元に高輝度化を図ってHDR対応にしたもの

キヤノン4K対応カメラXF405。新開発の1.0型CMOSセンサーとデュアルDIGIC DV 6の組み合せにより、4K UHD 60PのSDカード記録を実現

XF405は2基のSDメモリースロットを備えており、指定したカードがいっぱいになったら自動でもう一方のカードに切り換えて撮影が継続可能。同じ映像を2枚のカードに同時記録することで、撮影と同時にバックアップが確保できる

タッチパネルを採用したXF405のLCD表示モニター。ピントを合わせたいところを画面タッチで指定可能。スワイプ操作もでき、設定も容易に行える

3840×2160に対応。60pに対応しておりUHD収録時150MbpsのLongGOPで収録される。また、Wide DRを搭載。ITU-R BT.709をベースに高輝度部を滑らかに圧縮することで800%のダイナミックレンジを実現

59.94P記録時最大1200倍のファーストモーション効果が可能。フルHD時最大120fpsのハイフレームレート記録が可能なため、最大0.2倍(23.98P再生時)のスローモーション効果も可能

4Kレーザープロジェクター4K600STZ。新開発のレーザー光源と光学系により6000lmの高輝度を実現したほか、色の再現領域を拡大し、sRGBの色域カバー率99%をカバーしている。また、映像の明部と暗部の輝度差(ダイナミックレンジ)を拡大させるHDR(ハイダイナミックレンジ)機能を搭載

4K対応24型HDRディスプレイDP-V2411。600cd/m2の高輝度表示に対応しており、映像信号の平均輝度が上昇した際に表示画面の輝度が低下するといった、映像内容による輝度の変動を抑制し、安定した高輝度性能を実現。12G-SDI端子(IN/OUT各4系統)の搭載しており、4K映像をケーブル1本で接続可能

2/3型センサー搭載の4K放送用カメラに対応するポータブルズームレンズCJ45e×9.7B。広角から超望遠まで幅広いシーンをカバーすることができ、内蔵エクステンダーにより、874mmの望遠撮影も対応する

ネットワークカメラ対応ロボットカメラシステム。U-4の制御信号をネットワークカメラの制御信号に変換するデコーダーMVD5000により、プロトコルの異なるU-4カメラとネットワークカメラVBシリーズおよびAXISシリーズが同一システム内での制御が可能。OP-450やOP300などからネットワークカメラの操作が行える

CINEMA EOSのフラッグシップモデルEOS C700。デュアルピクセルCMOS AFを搭載しており、すべてのEFレンズで高精度なオートフォーカスが可能。ワンショットAF、連続AF、AFブーストMFモードを搭載しており、被写体の状況に応じて選択できる。スーパー35mm相当の大判CMOSセンサーやトリプルDIGIC DV 5による高い処理能力により広ダイナミックレンジの4K60Pを内部記録可能。記録フォーマットは従来のXF-AVCに加え新たにApple ProResにも対応

EOS C200。デュアルピクセル CMOS AFを搭載しており、オプションのタッチパネルLCDモニターLM-V1を装着時にピントを合わせたい被写体をダイレクトに選択できる直感的操作が可能。CFastとSDメモリースロットを装備しており、異なるコーデックで同時記録することができる。Cinema RAWに比べ約1/3~1/5 と軽い新規収録フォーマットCinema RAW Lightを採用しており、外部レコーダーなしで、CFastカードに高品質なRAWフォーマットを記録することが可能