グラスバレーブース 360°全天球動画
RICOH THETA Vで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Google ChromeブラウザおよびiOS/Android版YouTubeアプリが必要です。(アプリ起動はこちら)
グラスバレーブースレポート
グラスバレーブースでは、ライブプロダクション、ニュース、コンテンツデリバリーの各カテゴリーにおける“Content Your Way”を実現するための各種ソリューションとして、4K/HDR/WCG対応カメラと、コンパクトスイッチャーによるライブ制作システムや、SMPTE ST 2110対応のIP/SDIハイブリッドルーティングシステム、SMPTE ST 2110対応のIP/SDIハイブリッドルーティングシステム、編集・アセット管理システムによるファイルベース報道ワークフローなどの提案を行っていた。
また、EDIUSの最新バージョンEDIUS Pro 9や、ビデオオンデマンドコンテンツのパッケージ化を効率化するグラスバレーの新しいソリューションiTX/iTX On-Demandのほか、SDIとIPのハイブリッド運用が可能なビデオプロダクションスイッチャーGV KORONAおよびIPプロセッシングとルーティングなどが可能なGV Node、GV Convergent IPルーターを出展した。
OTT時代に対応する送出・配信システムiTX/iTX On-Demand
ビデオオンデマンドコンテンツのパッケージ化を効率化するグラスバレーの新しいソリューションは、収録中の映像ファイルから並行して処理することでコンテンツ処理時間を軽減し、ビデオオンデマンド各プラットフォーム向けにワークフローを自動化する。インジェストからクオリティコントロール、コンテンツ管理、オーディオビデオプロセッシング、グラフィックスやサブタイトル、オートメーションといったプレイアウトに必要な機能を搭載。
iTX Integrated Playoutインテグレーテッドプレイアウトは、マルチフォーマット、マルチコーデックに対応した最新世代のビデオサーバーで、4KやSMPTE ST 2022-6対応のIPインターフェイス搭載モデルをラインナップしている。4K/HDやIPの入出力設定も行え、システム間におけるインジェスト、アーカイブ、QC、コンテンツ管理、送出制御、グラフィックスやトランスコードなど様々な目的に使用可能。
EDIUSの最新バージョンEDIUS Pro 9。“Cloud Ready”をテーマに、クラウドサービスと連携した新しい業務用ワークフローを提案
EDIUS Pro 9の新機能は、4Kを含む様々なHDR、Log素材のリアルタイムネイティブ編集、プロジェクト単位のカラースペース設定によるSDR/HDRの混在編集、放送局、およびWeb用のHDRメタ付加ファイルエクスポート、各社カメラメーカーに加え、ドローンやスマートフォン素材のネイティブ編集、キヤノンEOS C200のCinema RAW Lightと静止画RAWファイルのデコード、カスタマーからのフィードバックをもとにされたユーザーインターフェイスが改良されたほか、Mync(メディア管理ソフトウェア)にメタスマートサーチ機能が追加された。
報道やスポーツ中継などのワークフローで活用できるアセットマネジメントシステムGV STRATUS 6.0は、EDIUSの技術を継承し、あらゆるフォーマットに対応するGVRE Transcoderとのインテグレーションも可能。編集サーバー内にあるアセット管理が可能で、素材情報やマーカーなどのメタデータの入力ができる。カメラマンや記者、エディターなど、役割に合わせた使用環境(権限)を構築することもができる。モバイルデバイスを含むWebベースのSTRATUSクライアントサポートやソーシャルメディアへのパブリッシュ、ルール設定によるエクスポートなどが可能
GV K-Frame Xはモジュラー構成で、IP I/O(SMPTE ST 2022-7/2110-20/30/40)、SDI I/O、マルチビューワーモジュールを実装でき、SDIとIPのハイブリッド運用が可能。Densitéシリーズの各種プロセッシングモジュールも対応している。写真はオールIP I/Oで構成されたビデオプロセッサフレームで、192入力×96出力が可能
ビデオプロダクションスイッチャーGV Korona。最大3M/E+2 VPE(ビデオプロセスエンジン)、20フルキーヤー、2DDPM、32GBイメージストア、RAMレコーダー、32×16 I/O等のパワフルな機能を搭載し、SDQS/2SI両方式の4K制作にも対応可能。写真のコントロールパネルは2M/Eタイプのものだが、1M/Eおよび3M/Eタイプがラインナップされている。オプションのDPMモジュールによるiDPM(2D/3D DVE)機能のほか、IP I/OボードによりSMPTE ST 2022-6,VSF-03/04にも対応
GV Koronaのシステム構成は、1または2 M/E、32入力16出力、およびフローティングiDPMとクロマキーヤー、各キーヤー用2DDPM、内蔵16GB Image Store、2つのマルチビューワー、FlexiKey機能などに対応
LDX 86NはUHD(3840×2160)の3CMOSセンサーを搭載したシステムカメラで、2/3インチB4レンズマウントを採用。SMPTE ST 2084(PQ)とHLGのHDRやITU-R Rec.BT.2020色域(WCG)をサポートしており、4Kにネイティブ対応。HDの場合は最大6倍速撮影が可能
コンパクトカメラLDX C86NはシステムカメラLDX 86Nと同一光学ブロックおよびビデオプロセスエンジンを使用することで、コンパクトながらシステムカメラと同等のイメージングパフォーマンスを実現
LDX 86シリーズと同様にSMPTE ST 2022-6/2110 IP対応ベースステーションやGV-eLicenseによるソフトウェアアップグレードが可能で、Direct IPライセンスによりカメラとベースステーション間をCOTS IPスイッチとIPネットワークで接続したリモートプロダクションにも対応