システムファイブブース 360°全天球動画
RICOH THETA Vで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Google ChromeブラウザおよびiOS/Android版YouTubeアプリが必要です。(アプリ起動はこちら)
システムファイブブースレポート
システムファイブブースでは、イベントや各種災害情報発信など様々な用途に使用できる機動性・簡便性に優れたスマート中継車SMART PROCASTのほか、DJIのジンバルRonin 2を使った撮影システムや水中ドローンPowerRay Wizardを使った水中撮影システム、ドローン撮影システムなど、「陸」「海」「空」のエリアに分けて、それぞれに特化した撮影機材を展示。
SMART PROCASTは撮影に必要なカメラやスイッチャー、無線伝送システム、電源などをコンパクトにパッケージし、様々な用途に使用できる多機能な中継車で、少人数でのオペレーションで中継できることも大きな特徴となっている。機材を搭載しているのでキャンピングカーや放送宣伝車などでみられるいわゆる88ナンバーとなり、車検などは機材を搭載した状態で受けることになる。車検や保険などを含めたトータルの維持費は通常の車両とほとんど変わらず、運転席まわりも通常の車両と同様となっているので、運用は通常の車両と変わることはない。
スマート中継車SMART PROCAST。オープンスタジオや各種イベントの収録、災害情報収集車、広報宣伝など様々な用途に使用できる。車体には旋回台カメラとしてキヤノンの超高感度カメラME20F-SHが搭載されており、現場に到着してすぐに撮影を開始することが可能
旋回台カメラとしてキヤノンの超高感度カメラME20F-SHを搭載しており、天候など関わらず撮影が可能
スイッチャーはNewTekの多機能なライブ映像制作配信システムTriCaster TC1を採用。HDおよびUHDに対応したスイッチングやレコーディングが可能なほか、リプレイや編集なども行える。また、マルチチャンネルSkype TXの搭載やFacebook、Twitter、YouTubeなどのリアルタイムのソーシャルメディアシェアリングも可能
バッテリー電源を搭載しているので、エンジンが停止していても中継作業が行える。AC電源が取れないところでも中継可能
後部ハッチを閉めてもモニターを視聴することができるので、広報的な使い方や撮影映像を披露することが可能。ベースの車両は日産自動車のミニバンNV200バネットを採用
ハッチを開けるとモニターの下にDJIのドローンが2基格納されていた。ドローンとモニターの間は3U×3つのラックマウントのベイがあり、カメラなどを接続するパッチパネルや周辺機器の搭載が可能
カメラはキヤノンのXF405で、ATOMOSのSHOGUN STUIDOやTVU Networks H.265ポータブル映像伝送システムTVU One V2、無線タリーなどがセットになった撮影システム。このまま撮影システムとして運用可能だが、中継車と組み合わせて使用したデモを行っていた
Ronin 2の最大積載量は13.5kgと、様々なカメラを搭載可能なほか、グリップサークル部分にはワイヤレス画像伝送装置やモニター、レコーダーなど様々な周辺機器を装着できる。Ronin 2は手持ち撮影を基本に設計されているが、様々な周辺機器を装着したり、カメラなど搭載重量があると手持ちではつらい。DJIでもProArm Kitというショルダーハーネスを用意しているが、ここではショルダーハーネスにEasyRIGを使っていた
PowerVision社の水中ドローンPowerRay Wizardを使った水中撮影システム。インテリジェントな魚群探知機を搭載しており、視界不良の場合でも水温、水深、地形をリアルタイムに監視して水中の状況を的確に把握して撮影可能。VRゴーグルと組み合わせて複数の視聴にも対応している
RED RAVENを装備したPRODRONE社製超大型ドローンを参考展示。積載量は約40kgとかなりの重量まで対応可能。通常の撮影カメラだけでなく、地形の3D計測カメラやマルチスペクトルカメラなど計測用のカメラの搭載も可能で、地上からは確認できない箇所の点検や検査などにも使用できる。また、強風や雨など悪天候にも対応し、様々な環境下でいつでも飛ばすことができるとしている