ワイヤレス映像デバイスでリーディングカンパニーのTeradekと映像制作向けのモニターメーカーのSmallHDは、両社初のコラボレーションとなるワイヤレスHDレシーバー内蔵7インチフルHDモニターの新製品「703 Bolt」を発表した。1月いっぱいまでの同社オンラインストアの特別価格は「703 Bolt」が3,499ドル、ゴールドマウントバッテリープレートまたはVマウントバッテリプレートを含んだ「703 Bolt Director’s Bundle」が3,699ドルで、2018年1月より出荷開始する。
703 Boltは、3000nitの昼間でも視認可能な7インチ1920×1080のモニターに第3世代BOLTシステムのTeradek Bolt 500、1000、3000トランスミッタと小型軽量のレシーバーを統合したもの。トランスミッタから約90メートル離れた場所からビデオを受信して表示でき、アントンバウアーまたはVマウントの単一のバッテリーパックを搭載。90ワットのバッテリーで4時間以上の信号受信を可能としている。
SmallHDのワイヤレスディレクターのモニターは、Gorilla Glassスクリーンを備え、アルミ削り出しフレームにより頑丈に作られている。約21.5cm×12cm×3cmのアンテナを備え、90ワットのバッテリーとハンドルを含めた重さは約2kgと軽量コンパクトなのも特徴だ。
2つのSDI入力と1つのSDI出力を備えている
ハンドルは人間工学に基づいたゴムコーティングが施され、2つの入力ソースをそれぞれ独自のソフトウェアツールセットで同時に見ることができる「デュアルビューモード」を搭載。また、SmallHDのシステム「OS3」にはイメージギャラリーを搭載し、各画像ファイルのサムネイルプレビューを表示することでSDカード上のスクリーンキャプチャや、その他の画像にすばやくアクセスして整理可能。
703 Boltのディレクター・バンドルモデル
ワイヤレスなので離れた位置にある照明の調整にも対応しやすくなる
ワイヤレスHDレシーバーとモニターをコンパクトに統合することにより、フォーカシングツールとしてやDIT、ディレクターをサポートする魅力的なツールとなりそうだ。