LG電子はCES2018開催前に、HDR対応4Kプロジェクター「HU80KA」を発表した。本プロジェクターは、外姿が縦型という今までにないデザインで、サイズを従来の横置きデザインの半分までに小型化した。
HU80KAは、LG電子製のプロジェクターの中では最輝度の2500ルーメンの明るさを有し、150インチの画像を投影する。LG電子によると、XPR(拡張ピクセル解像度)映像処理により、800万離散画素の4K UHD解像度を持つという。このXPRはTexas Instruments(TI)独自の技術。つまり本プロジェクターは、他の4Kプロジェクターメーカーと同様に、TIのDLPチップを搭載しているものと思われる。
「ミラーレスのI型エンジン」搭載により、プロジェクターを縦でも横置きでも対応できるとしている。上部のミラーが閉じてレンズ内部のほこりを抑える
HU80KAは、LG電子テレビと同じWebOS 3.5を持っていることで、他のPCなどを必要とせず直接、NetflixやAmazon Primeのコンテンツストリーミングを投影できるという特異点を持つ。もちろん、HDMIとBluetoothやUSB、イーサネット接続で、従来のように外部デバイスからの映像ストリームを投影できる。オーディオの面では内蔵の2つの7Wスピーカーのほか、光出力、HDMIまたはBluetoothを介して外部スピーカーやサウンドバーに接続できるようになっている。製品価格について、LG電子の製品発表文面では明らかにしていないが、本製品を初披露するCES2018の同社ブースにて、開示してもらえるだろう。
(ザッカメッカ)