マンフロット株式会社は、マンフロットの動画撮影用アクセサリー「カメラケージ」を2018年2月1日に発売する。カメラケージはS/M/Lの3サイズ。希望小売価格はカメラケージSが税別55,000円、カメラケージMが税別55,000円、カメラケージLが税別75,000円。なお、同カメラケージは、米国Wooden Camera社(マンフロットが属するVitec Group傘下)との共同開発。

同カメラケージはS/M/Lの3サイズを用意し、高さ調節が可能で、カメラボディのサイズに合わせてぴったり装着可能。ゲージのサイズ別で使用可能なカメラ(確認済)は以下の通り。

MVCCSカメラケージS MVCCSカメラケージM MVCCSカメラケージL
カメラ最大高さ 約10cm 約13.5cm 約18cm
ソニー α7,α7II,α7R,α7S,
α7RII,α7SII,α7RIII,α9,
α6000,α6300,α6500
バッテリーグリップ付きの
αシリーズカメラ
キヤノン
EOSシリーズ
Kiss X4/X5/X6i/X7i/X8i/X9i,
8000D, 60D
5D Mark II/III/IV,5Ds/R,
7D/Mark II,6D/Mark II,
70D, 80D, 9000D
1D C,
1D X/Mark II,
1D Mark III/IV
ニコン D7000,D7100,D7200,
D5100,D5200,D5300,
D5500,D90,D3100,
D3200,D3300,D3400
D300,D500,D600,D610,D750,
D850D7500, D5600
D3X,D4,D4s,D5,
D800, D810
パナソニック GH2,GH3,GH4,GH5
オリンパス OM-D E-M1 Mark II
富士フイルム X-T2

※上記はバッテリーグリップ等のオプション非装着時の場合

カメラボディのグリップ側(右手側)が開いており、カメラケージを付けたままカメラの操作が快適に行える。左手側の垂直ロッドにはケーブルクランプが備えられ、HDMIケーブルなどがカメラから抜け落ちないようになっている。手持ちによる動画撮影の際に、カメラケージの木製ハンドルを持って撮影を行うことで、カメラボディを直接持って行うのに比べ、片手で安定した撮影が可能となる。ハンドルは向きを変えることもできる。

各部に1/4”メスネジが搭載されており、各種アクセサリーが接続可能。トッププレート部には、3/8”メスネジ(マンフロットのアンチローテーション対応)が2つ備えられ、マンフロットのフリクションアーム244MICRO-ARなどの接続に便利だとしている。ハンドルマウント部には、コールドシューと15mm径ロッド用クランプ(左右方向に挿入)を装備。

MVCCLに15mm径ロッドとフォローフォーカスを装着した例

カメラケージの下に前後方向に15mmロッドを装着し、そこにフォローフォーカスやレンズサポートなどのアクセサリーを取り付け可能。MVCCLは、カメラの下前方方向に15mm径ロッドを2本装着できるロッドクランプを搭載。また、MVCCMとMVCCSは、同時発売の「カメラケージ用15mmベースプレートMVCCBP」(税別35,000円)を下に装着することで、15mm径ロッドを前後方向に装着可能となる。

MVCCBPカメラケージ用15mmベースプレート

その他にも、Metabones社製レンズアダプター使用時には、付属のレンズサポートポストで固定可能。三脚上で使用する場合は、カメラケージに付属のクイックリリースクランプを雲台のプレートに装着しておき、クイックリリースクランプにカメラケージを取り付け可能。

■MVCCSカメラケージS

  • 大きさ(幅x高さx奥行):約11.4×21.6×15.2cm
  • 自重:450g/アルミニウム製
  • カメラ最大高さ:約10cm

■MVCCMカメラケージM

  • 大きさ(幅x高さx奥行):約11.4×24.1×15.2cm
  • 自重:540g/アルミニウム製
  • カメラ最大高さ:約13.5cm

■MVCCLカメラケージL

  • 大きさ(幅x高さx奥行):約11.4×29.2×15.2cm
  • 自重:590g/アルミニウム製
  • カメラ最大高さ:約18cm

■MVCCBPカメラケージ用15mmベースプレート

  • 大きさ(幅x高さx奥行):約14.0×3.8×11.4cm
  • 自重:230g/アルミニウム製
  • 対応カメラケージ:MVCCS/MVCCM