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Blackmagic Designの発表によると、脚本家/監督であるハスラフ・”ハズ”・ドゥルール氏が、自身初の長編映画「The Beyond(原題)」の編集およびグレーディングに、DaVinci Resolve 14を使用しているという。また、同SFドキュメンタリーは、URSA Mini 4.6K、URSA Mini Proなど、Blackmagic Designのデジタルフィルムカメラを使って撮影された。
ドゥルール監督は、これまでに業界内で築き上げてきた地盤を元にチームを結成。長年の協力者であり、これまでにドゥルール監督の短編映画「SYNC」、「Project Kronos」などを手がけたアダム・バチェラー撮影監督、共同プロデューサーのパウラ・クリッカード氏(「Calloused Hands」、「Winter」)、そしてSF映画「ゼロ・グラビティ」のクレジットにも名を連ねるカラリストのマックス・ホートン氏らがこのチームのメンバーである。
「The Beyond」の舞台は2019年。最先端のロボット工学により人体改造された宇宙飛行士たちを、新しく発見されたワームホールへ送るというミッションを描いている。ドキュメンタリー風の作品にしたいという要望を受け、制作スタッフたちは「映画的」な雰囲気と「ルポルタージュ的な」雰囲気を織り交ぜていった。VFXのシーンは4.6K Cinema DNG RAWで撮影し、会話や即興を多く含むインタビューシーンは、ポスプロで求められる作業量に応じてProRes 4444かProRes 422 HDで撮影が行われた。
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撮影スタイルを切り替える際、特に「ヒューマン2.0 ロボット」にビューアを導入するシーンで暗めのルックを作成する際、Blackmagic Designのデジタルフィルムカメラは非常にフレキシブルであったとバチェラー撮影監督は語る。
バチェラー撮影監督:携帯のスクリーンがオブジェクトを照らすので、他の光源によって携帯の光が損なわれることのないよう、このシーンは最低限の明るさにしました。暗くなりすぎていないかどうか不安だったのですが、完璧でしたね。ムーディな雰囲気を醸し出していましたが、暗すぎることはありませんでした。
「The Beyond」はアスペクトレシオ2.40:1の2Kでマスタリングされ、Dolby Visionで納品されることになったが、これが決まったのはプロダクション過程の終わり頃であった。
ドゥルール監督:HDRで撮影していなかったので、この決定に関して実は懐疑的だったんです。しかし、これは問題ではありませんでした。URSA Mini 4.6Kは非常に融通の利くカメラなので、HDRのルミナンスと同じ利点を実現するのに必要な幅広いカラーレンジと明度をキャプチャーできました。
編集、カラーグレーディングを含むポストプロダクションには、DaVinci Resolve 14が使用された。
ドゥルール監督:編集プロセスが1つだけという点が気に入っています。DaVinci Resolveではオフライン編集とオンライン編集が分かれておらず、トランスコードの心配もありません。また、多くの基本的なVFXの作業や、編集中の4K素材の再フレーミングなどもDaVinci Resolveで行いました。制作中にオンザフライでこれらの作業が可能だったことで、編集作業に妥協することなくポスプロを締め切りに間に合わせることができました。
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ドゥルール監督は、カラリストのマックス・ホートン氏にトーンや雰囲気について伝えるためにDaVinci Resolveで最初のグレーディングを行った。それを引き継いだホートン氏はロンドンのDolbyにてDolby Visionのグレーディングを行った。「The Beyond」はGravitas Venturesにより配給され、世界各地でiTuneで視聴可能。
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