株式会社シグマは、大口径超広角ズームレンズ「14-24mm F2.8 DG HSM | Art」を発表した。発売日と価格は未定。
SIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM | Artは、ズームレンズとして究極の超広角レンズを目指した製品。5000万画素を超える高画素機での使用を前提に、ズーム全域で周辺まで高い性能を実現するため、FLDガラス3枚、SLDガラス3枚に加え、大口径非球面レンズをはじめとした非球面レンズを3枚使用。高屈折ガラスの効果的な配置により、FLDガラス、SLDガラスの補正効果をさらに高め、倍率色収差などの諸収差を良好に抑えつつ、解像感の高い画質を実現した。
また、レンズ第一面の大口径非球面レンズなどレンズパワー配置の最適化により、歪曲収差は1%以下。画面周辺部まで点が点として写る性能を維持しながら、豊富な周辺光量を確保しているという。フレア・ゴーストについても設計時からシミュレーションを行っている。キヤノン用については、カメラに搭載の収差補正機能「レンズ光学補正」(「周辺光量補正」、「色収差補正」、「歪曲収差補正」)に対応。
Sportsラインと同様に、マウント接合部、マニュアルリング、ズームリングや外装部の接合部などにシーリングを施した防塵防滴性の高い構造により、天候に左右される事なく撮影が可能。レンズ最前面には撥水防汚コーティングを採用しており、レンズ表面のメンテナンスも容易に行える。その他の特徴、主な仕様は以下の通り。
(以下、プレスリリースより引用)
【その他特徴】
- 円形絞りを採用
- フルタイムマニュアルが可能
- マウントコンバーターMC-11に対応
- USBドックに対応
- 「 マウント交換サービス」に対応
- 高精度、堅牢な真鍮製バヨネット・マウント
- シグマ独自のMTF 測定器「A1」で全数検査
- 「 Made in Japan」のクラフツマンシップ
【主な仕様】※数値はシグマ用です。
- レンズ構成:11群17枚画角(35mm):114.2-84.1° 絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
- 最小絞り:F22最短撮影距離:26-28cm 最大撮影倍率:1:5.4
- 最大径×長さ※:φ96.4mm×135.1mm 質量:1,150g
※長さはレンズ先端からマウント面までの距離です。