※写真は昨年の様子

Harmonicは、2018年4月9日から12日(米国時間)に米国ラスベガスで開催されるNAB2018に出展する(サウスホール/SU810)。同社ブースでは、同社の最新ソフトウェアベースのイノベーションを展示する。詳細は以下の通り。

(以下、プレスリリースより引用)

■UHD/4K HDR OTTによるスポーツ中継のためのSaaS
UHD-HDRのプレミアムなスポーツ中継に対する需要は、OTT、IPTVおよび有料TVサービスの成長を担う推進力の1つです。Harmonicは、VOS360 SaaSを使用し、優れたUHDおよびHDRでOTT用のプレミアムなスポーツ中継を低遅延で配信するための最新のイノベーションを展示します。また、フルレンジのより迅速なオンデマンド配信およびタイムシフトOTTサービスの展示も予定しています。

■ATSC 3.0の展開
2018年はATSC 3.0にとって極めて重要な年であり、米国における次世代の無償ローカルブロードキャストTVの始まりとなります。Harmonicは、市場をリードするソフトウェアベースのElectraX ATSC 3.0メディアプロセッサを展示します。これは、高度な統計多重化とDASHパッケージングを統合し、高品質のATSC 3.0ストリームを低ビットレートで提供することで収益を高めるものです。またハイブリッドOTA/OTTサービスのためのクラウドへの接続機能も搭載されています。

■オールIPワークフロー
オールIPワークフローへ移行することにより、事業者は制作、プレイアウト、配信のワークフローを大幅に簡略化することができます。SMPTE ST 2110標準規格に対応するHarmonic SpectrumXメディアサーバーとElectra X2エンコーダーが、オールIPワークフローへのスムーズな移行に役立ちます。

■クラウドからのチャンネルオリジネーション
チャンネルオリジネーションに対するクラウドネイティブなソリューションの需要が高まっており、これによってOTTサービス配信が簡略化されつつあります。Harmonic VOS SW ClusterメディアプロセシングまたはVOS 360 SaaSを利用すると、映像コンテンツプロバイダやサービスプロバイダは、OTTチャンネルをクラウドに移行し、より高い柔軟性を得られるとともに、チャンネルあたりのコスト削減を実現できます。

■人工知能とエンコーディングの最適化
次世代ビデオコーディックおよびコンテンツ認識型のエンコーディングの開発に積極的に取り組んでいるHarmonicは、HEVC、Harmonic EyeQコンテンツ認識エンコーディングソリューション搭載のAVC、AV-1、およびJVETのコーデック圧縮効率の比較展示も行います。