Blackmagic Designは、SDIと光ファイバー間の信号を双方向で変換するコンバーター「Blackmagic Mini Converter Fiber 12G」を発売開始した。希望小売価格はUS$155(国内:税別16,980円)。
Blackmagic Mini Converter Optical Fiber 12Gは小型のコンバーターで、SDIと光ファイバー間の信号を双方向で同時変換することで、SDI接続の大幅な延長を可能にする。信号を双方向で変換でき、異なるビデオフォーマットを異なる方向で同時に送信可能。ビデオフォーマットの種類によっては、ソースから最長10マイル(約16km)離れた場所まで信号を送信可能。また、同コンバーターに搭載された12G-SDI接続は、マルチレートに対応している。2160p60までのあらゆるSD、HD、Ultra HDフォーマットおよび機器(Level A、Level Bのデバイスを含む)と互換性があり、ビデオ信号の検出とスピードの切り替えは自動的に実行される。
標準的なSFPソケットを搭載しており、SMPTE準拠の3G/6G/12G-SDI SFPモジュールが追加可能。一般的なコンピューターネットワークで使用するのと同じ低コストの光ファイバーケーブルが使用できる。電源に関しても、Mini Converter Optical Fiber 12Gは国際電源に対応しており、海外用に4種類のソケットアダプターが同梱されるので、世界中どこでも使用できる。また電源コードにはネジロック式のコネクターが採用されているので、誤って抜けてしまう心配もないという。
Blackmagic Design CEOのグラント・ペティ氏は次のようにコメントしている。
ペティ氏:新登場のBlackmagic Mini Converter Optical Fiber 12Gはエキサイティングな製品です。低コストかつ非常に信頼性の高い方法でSDI接続を延長できます。リモートカメラなどの機器を10マイル(約16km)も離れた場所のデッキやスイッチャーに接続できるようになりました。真の12G-SDIデザインなので、業界の今後にも十分に対応できます。最も優れているのは、信号を双方向で変換できる点です。SD、HD、UltraHDの様々なビデオフォーマットを各方向で変換できます。1つのコンバーターで2つ分の機能を使用できます!
なお、Blackmagic Mini Converter Optical Fiber 12Gは、2018年4月9日から12日(米国時間)に米国ラスベガスで開催中のNAB2018の同社ブース(サウスホール/SL216)にて展示されている。