Blackmagic Designは、3G-SDIとHDMIの接続に対応したコンバーター「Blackmagic Mini Converter UpDownCross HD」を発売開始した。希望小売価格はUS$155(国内:税別16,980円)。

Blackmagic Mini Converter UpDownCross HDは、SDI/HDMI接続で入力したビデオフォーマットを他のフォーマットに変換可能。既存のSD/HD放送機器間における信号の変換だけでなく、SDI機器と民生用HDMIデバイス(ラップトップや大画面テレビなど)の接続にも最適だとしている。目的に応じた出力フォーマットを設定すると、入力信号がその設定に基づき自動的に変換され、常に正しい出力信号を送信できる。コンピューターからのあらゆるHDMI入力を受け取り、自動的にスケーリングを実行してユーザーが設定した適切な放送フォーマットに変換する。

マルチレート対応の3G-SDIを搭載しており、Level AおよびBデバイスを含むあらゆるSD/HD機器、1080p60までのフォーマットの使用が可能。3G-SDI入力、ループ出力(全処理をバイパス)、HDMI入力、HDMI出力、リファレンス入力をそれぞれ1つずつ、3G-SDI出力を2つ搭載。各3G-SDIコネクターに再同期機能が搭載されており、すべての変換がリファレンス入力のビデオタイミング信号と一致する。また同コンバーターは、SDI信号における超低ジッター、高品質のマルチタップ・ビデオフィルターにも対応しており、長尺ケーブルを使用しても放送品質ビデオ信号の完全性が維持される。オーディオには、実行中の変換に基づいて自動的に遅延が適用され、そのあと信号に再度エンベッドされるので、常にビデオと完璧な同期が得られる。

またmBlackmagic Mini Converter UpDownCross HDには国際対応電源および各種ソケットアダプターが同梱されるので、世界中どこでも使用できる。電源にはネジロック式のコネクターが採用されているため、電源コードが誤って抜けてしまう心配は一切ないという。

Blackmagic Design CEOのグラント・ペティ氏は次のようにコメントしている。

ペティ氏:新製品のBlackmagic Mini Converter UpDownCross HDは、フル10-bitの放送品質ビデオ処理を提供します。金属製の堅牢かつ低価格のデザインで、計140種類以上のスタンダード/フォーマット変換を実現します。コンピューターから受信したHDMIビデオを自動的にスケーリングし、標準的な放送ビデオフォーマットに変換する、エキサイティングなコンバーターです。デジタルプロジェクターなどプロ仕様の放送機器とラップトップの接続が、今までにないほど簡単になりました!

なお、Blackmagic Mini Converter UpDownCross HDは、2018年4月9日から12日(米国時間)に米国ラスベガスで開催中のNAB2018の同社ブース(サウスホール/SL216)にて展示されている。