AJA Video Systems社は、2つの新しいKONAカードと、Desktop Software v14.2を発表した。KONA HDMIは2018年6月から、KONA 1は2018年5月より発売開始。価格はKONA HDMIが税別126,000円、KONA 1が税別84,000円。Desktop Software v14.2は、2018年5月から同社Webサイトにて無償で提供予定。
KONA 1
KONA HDMIは、ライブプロダクション、ストリーミング、ゲーミング、VR、ポストプロダクション向けのPCIeカードです。マルチチャンネルHD、およびシングルチャンネル4KをHDMIでキャプチャ可能。KONA 1は、シングルチャンネルHD/SDを3G-SDI経由のキャプチャとプレイバックで対応する。Desktop Software v14.2の登場により、KONA 1とKONA HDMIのサポートに加え、AJAのKONAシリーズ、Io 、T-TAP製品に新たな改良点が追加される。詳細は以下の通り。
(以下、プレスリリースより引用)
■KONA HDMI
KONA HDMIは、HDMIビデオ用の強力なキャプチャーソリューションです。ライブ・ストリーミング/イベント/プロダクション、放送、編集、VFX 、ブログ、ビデオゲームのキャプチャーやストリーミングなど、あらゆるワークフローに対応します。KONA HDMIは柔軟性が高く、Telestream Wirecast®やvMixなど、人気の高いストリーミング/スイッチングアプリケーションで、4チャンネルHD同時キャプチャーを実現するために設計されました。上記の性能に加え、KONA HDMIは、多くのノンリニア編集(NLE)やエフェクトソフトウェアとのファイル互換のために、AJA Control Roomソフトウェアを使い、最大UltraHD 60pのキャプチャーを1チャンネル、HDMI 2.0経由で提供します。また、他のサードパーティーソリューションにも互換性があるため、ライブストリーミング、プロジェクションマッピング、VRワークフローにも対応することができます。開発者は、このプラットフォームを利用してLinuxと互換性のあるV4L2を活用した、マルチチャネルHDMIインジェストシステムを構築することができます。KONA HDMIは、フルサイズのHDMI(Type A)コネクタを4ポート搭載しているため、1チャンネルのUltraHD、あるいは4チャンネルの 2K/HDを簡単に切り替えることができます。加えて、HDMIエンベデッドオーディオは、各入力で最大8チャンネルのエンベデットオーディオが対応となっています。
■KONA 1
KONA 1は、放送、ポストプロダクション、ProAV 、OEM開発者向けに設計されたPCIeカードです。堅牢で、コスト効率の高いシングルチャネル2K/HD 60pの3G-SDI入出力を実現します。KONA 1は、シリアル制御とリファレンス/LTC、主要なアプリケーションのプラグインも提供し、AJAのSDKにも対応しています。KONA 1は、AJA、Adobe®、Avid®、Apple®、Telestreamなど、多くのソフトウェアアプリケーションで 3G-SDIのキャプチャー、モニタリング、プレイバックをサポートします。KONA 1は、キャプチャー(パススルー)中の同時モニタリングを可能にします。フルサイズのSDIポートにより、3G-SDIフォーマット、16チャネルSDIエンベデットオーディオ入出力、リファレンス/LTCでのGenlock入力、RS-422制御に対応します。■Desktop Software v14.2
Desktop Software v14.2ではKONA HDMIとKONA 1へのサポートに加え、 KONA IP用のSMPTE ST 2110 IPビデオモードが新たに追加されました。AJA Control Room、Adobe Premiere Pro CCと一部のAdobe Creative Cloud、Avid Media Composer®でお使いいただけます。さらにソフトウェアの無料アップデートにより、2K/HDビデオおよびオーディオのIP(非圧縮SMPTE 2022-6/7)伝送向けの10GigEが、Thunderbolttrade;3搭載の新製品Io IPとAvid DNxIPでサポートされます。その他にもIo 4K PlusでのHDRキャプチャーや、KONA、Io、T-TAP製品にも機能改善が追加されます。Io 4K PlusとDNxIVのユーザーは新たな機能性により、アナログオーディオ全8チャンネルを入力と出力のいずれかに設定することができます。または、フル7.1chインジェストおよびモニタリング向けの4入力/4出力モード、あるいはステレオに加え、ボイスオーバー、ディスクリートトラックの入出力に設定が可能です。