4K対応ビデオスイッチャー「HVS-2000」

株式会社朋栄は、2018年7月11日~12日の2日間、大阪南港ATCホールにて開催される「第3回 関西放送機器展」に出展する(ブースNo.A-33)。4月のNAB Show 2018、5月の同社内覧会に展示した各種製品の中から、12G-SDI関連製品や4K対応製品などを展示する。主な出展製品は以下の通り。

(以下、プレスリリースより引用)

1.スタジオサブシステム

  • 4K対応ビデオスイッチャー HVS-2000
    ライブイベントから、中継車、スタジオサブまでさまざまなシーンで活用できる24入力18出力のビデオスイッチャー。最大48入力18出力または40入力22出力まで拡張可能。3M/EオプションとMELiteを活用して7M/E相当の性能を発揮。最大12入力の4Kビデオスイッチャーとしても活用可能。
  • ルーティングスイッチャー MFR-4000
    全ポートが12G-SDIに対応可能なルーティングスイッチャー。最大72入力×72出力のマトリクス構築が可能。Quad link 3G-SDIと12G-SDIを相互変換するGearbox機能を持つ入出力カードも利用可能。電源ユニット、CPU基板の冗長化に加え、本体2台の並列稼働も可能。高い堅牢性を実現。
  • マルチビューワー MV-4300
    12G/3G/HD/SD-SDI、アナログコンポジット、HDMI、DVIの混在入力や、各種解像度の混在入力にも対応したマルチビューワー。最大68入力、8系統出力に対応。HDR/SDR簡易変換機能により、HDR本来の輝度や彩度に近い状態で簡易モニタリング可能。
  • マルチチャネルビデオサーバー MBP-1000VS-G2
    記録用SSDとMPEG-2ハードウェアコーデックを4/6/8基搭載したビデオサーバー。コーデック搭載数に応じた同時収録または同時送出が可能。コーデックの半分を収録に、残り半分を送出に割り当てることもでき、エンコード中の追いかけ再生にも対応。さらに、2系統のテロップ出力機能を搭載。動画のプレイアウトに合わせてテロップ素材を送出したり、動画とテロップの合成出力が可能。

2.IPソリューション
朋栄のIP/12G-SDI製品の統合制御への取り組みや、IPの最新動向について紹介いたします。

3.CG送出/4K切り出し/バックアップ

  • CG送出装置 MBP-200TB2
    ケーブル1本で接続したPCにインストールされたさまざまなCGアプリケーションと連携し、専用CG送出機を用意することなく、テロップやRCG、ビデオライター、クリップサーバー(動画送出)などを実現可能。
  • 4K切り出し装置 ZE-ONEA
    4K映像から任意の部分を切り出してHDコンテンツとして出力。FT-ONEシリーズと組み合わせることで、スロー再生しながらズームインする演出が可能。タッチパネル操作で切り出しポイントを指定できるほか、指定したオブジェクトをリアルタイムに自動追尾するオートトラッキング機能を搭載。
  • LTOサーバー LTS-80
    4K時代に求められる大容量のアーカイブやバックアップをサポート。最大転送速度300MB/秒(2.4Gbps)のLTO-8ドライブを搭載し、LTO-8テープ(最大記憶容量12TB(非圧縮時)にデータ保存可能。外部ストレージからの高速データバックアップ、LTOテープと外部ストレージ1カ所に同時コピーも可能。

4.信号処理

  • 12G-SDI/HDR/WCG対応シグナルプロセッサー FA-9600<br /> 12G-SDI対応シグナルプロセッサー。標準でHD 2系統のフレームシンクロナイザー、カラーコレクター、プロセスアンプを利用可能。オプションで4K 1系統への対応をはじめ、HDR/WCGの各種変換、アップ/ダウン/クロスコンバーター、12G/3G変換、2SI/SQD変換など、各種機能を搭載可能。FA-9600の変換設定に応じて、4K HDRディスプレイの設定も自動で切り替えることが可能なVideo Payload ID連動機能(※1)を搭載。

5.関連会社製品

  • オートフォーカス&画像鮮明化装置 Mimic-AFC/HD
    関連会社のフローベルが開発する単体ユニットタイプの画像鮮明化装置。画像コントラスト方式を採用したことにより、既存の撮影環境に後付けして画像鮮明化が可能。画像コントラスト方式に独自アルゴリズムを組み合わせることで、幅広いカメラ・レンズでオートフォーカス機能を実現可能。
  • 12G-SDI対応4K信号発生器 ESG-4100
    朋栄エレテックス(※2)が開発する12G-SDI対応信号発生器。4K UHD(3840×2160p)、Full 4K(4096×2160p)に対応し、2系統出力に拡張することも可能。2系統運用時は、系統ごとに独立した制御、設定が可能。ITU-R BT.2020色域に対応するほか、オプションとして、PQ、HLG評価チャート(グレースケールチャート、カラーバーチャート)を提供。

6.輸入取扱製品

  • 自動スポーツ映像制作ソリューション Pixellot Standard
    マルチカメラデバイスによりフィールドを高解像度撮影。高解像度パノラマ映像から、自動的にシーンを切り出し。試合展開に合わせて切り出し位置を追随させ、ハイライトシーンではズームアップするなど、本格スポーツ番組をワンマンオペレーションで制作可能。(イスラエル Pixellot社)(映像展示)
  • コンテンツ制作ソリューション Brainstorm EDISON
    バーチャルスタジオ技術を応用したコンテンツ制作ソリューション。バーチャルセットに講演者を合成しながら、イメージファイル、クリップ映像、3Dオブジェクト、Adobeドキュメント、PowerPointドキュメントなどを組み合わせたプレゼンテーションを制作可能。制作内容をストリーミングすることも可能。(スペイン Brainstorm Multimedia社)

(※1)SMPTE規定のPayload ID Colormetry Bitによる設定変更に対応したディスプレイが必要になります。

(※2)株式会社朋栄YEMエレテックスは、6月20日から株式会社朋栄エレテックスに社名変更しました。