株式会社エーディテクノは、同社が取り扱う韓国デジタルフォーキャスト社製の4K UHD対応映像/音声信号変換、分配、延長製品シリーズ「Bridge UHD Micro」の新製品として、小型軽量12G-SDI光延長器「UHD_M_OTR」、小型軽量12G-SDI対応3分配器「UHD_M_DA」、小型軽量4K UHD対応HDMI2.0光延長器「UHD_M_HOT(送信機)」「UHD_M_OHR(受信機)」、Bridge UHD Microシリーズ対応19インチラックマウントユニット「UHD_M_PLUS」を2018年7月31日に発売する。希望小売価格はオープン、市場想定価格は以下の通り。

  • 12G-SDI光延長器「UHD_M_OTR」:税別22万円前後
  • 12G-SDI対応3分配器「UHD_M_DA」:税別6万円前後
  • 4K UHD対応HDMI2.0光延長器 送信機「UHD_M_HOT」:11万円前後
  • 4K UHD対応HDMI2.0光延長器 受信機「UHD_M_OHR」:11万円前後
  • 19インチラックマウントユニット「UHD_M_PLUS」:8万円前後

UHD_M_OTR

UHD_M_OTRは、SMPTE-ST2082に準拠した12G-SDI信号を2本の光ファイバーケーブルで長距離かつ双方向に同時伝送可能なSDI光延長器(送受信機セット)。SD/HD/3G/6G/12G-SDIのマルチレートに対応し、2芯シングルモード光ファイバーケーブルにて最長10kmまで伝送可能。光伝送は2系統の波長多重伝送(WDM)にて双方向伝送が可能。遠方に設置した受信機側からの返し映像を送信機側で確認することができる。また、光ファイバーの特性を生かし、電気的ノイズを受けずに信号を延長する。

UHD_M_DA

UHD_M_DAは、コンパクトサイズの12G-SDI対応1入力3出力SDI分配器。SDIフォーマットはSD/HD/3G/6G/12G-SDIのマルチレートに対応。12Gケーブルイコライザとリクロック機能を内蔵し、伝送中に起きる信号の減衰を復元しジッタを取り除くことで、安定した分配出力を実現するとしている。

UHD_M_HOT

UHD_M_OHR

UHD_M_HOTとUHD_M_OHRは、4K UHD対応HDMI2.0信号を光ファイバーケーブルで延長可能なHDMI光延長器。送信機のUHD_M_HOTと受信機のUHD_M_OHR間を1本のシングルモード光ファイバーで接続し、最長10kmの伝送が可能。伝送路に光ファイバーを採用する事でHDMI信号が苦手とする長距離伝送を手軽に、かつ電気的ノイズの影響を受けずに伝送できるという。

UHD_M_PLUS

UHD_M_PLUSは、Bridge UHD Microシリーズ製品を最大10台まで収納可能な、EIA規格19インチラック対応のラックマウントユニット。高さ2U(高さ約89mm)の筐体にコンバーターを効率良く収納可能。また、各収納スロット部に各UHD Micro製品へ電源供給するDC入力端子を搭載。付属のDCケーブルでUHD_M_PLUSとUHD Microを接続し、UHD_M_PLUSに接続されたACアダプタに通電すれば、全スロットへ電源を一括供給することが可能となり、電源配線を簡素化する。

また、本体の前面・背面にDC入力端子を各10口搭載しており、どちらの側面からでも電源を取得できる。UHD Microシリーズを収納する各スロットはスクリュー付スライドレールを採用。スムーズに出し入れが可能で、スクリューを止めれば本体にしっかりと固定可能。

その他にも、抜け防止機構のDCジャックを採用し、不用意なACアダプタの抜け落ち防止。また、オプションのACアダプタを追加利用することで電源の二重化が可能。一方のACアダプタから給電ができない状況でも、もう一つのACアダプタから電源供給をすることができる。