AJA Video Systems社は、ワークステーションまたはThunderbolt 3接続のシャーシで使用できる、12G-SDI入出力およびHDMI 2.0でのモニタリング/出力に対応した8レーンPCIe 3.0ビデオ/オーディオI/Oカード「KONA 5」を発表した。KONA 5 は今秋に出荷予定で、希望小売価格は税別422,000円。Desktop Software v15も今秋に利用可能となる予定。
KONA 5は、4K/UltraHDおよびHDハイフレームレート、ディープカラー、HDRワークフローに1本のケーブルで対応。開発者用途として、AJAのSDKを用いることでマルチチャンネル12G-SDI入出力が可能になり、複数の4Kストリームの入力または出力を行うことも可能。
キャプチャおよび出力カードであるKONA 5は、AJAのmacOSおよびWindowsドライバーとアプリケーションプラグインを活用することで、Adobe Premiere ProやApple Final Cut Pro X、Avid Media Composerといった主要な制作ツールと相互利用が可能。KONA 5は、12G-SDI使用時にキャプチャと同時にパススルーでのモニタリングにも対応しており、HDMI 2.0出力により最新のディスプレイへの接続も可能になるとしている。
AJA Video Systems社 社長のNick Rashby氏は次のようにコメントしている。
最高品質のコンテンツを求める今日の視聴者により、放送およびポストプロダクションのワークフローにおいては高解像度、ハイフレームレートおよびディープカラーが急速に業界基準となってきています。それにより、さらに早く、より効果的なアプローチのニーズが高まっています。KONA 5は、AJAの主力製品Io 4K Plusの持つ柔軟性に、より強力な機能を備えたデスクトップI/Oソリューションを組み合わせた製品です。