株式会社ズームは、アンビソニックス方式のVRマイクを搭載し、VRコンテンツ用の空間音声(Spatial Audio)の収録が手軽に行えるハンディレコーダー「H3-VR」を2018年10月下旬より発売する。希望小売価格はオープン、市場想定価格は税別32,000円前後。
H3-VRは、従来の左右方向に加えて、上下、奥行きも含む全方位の音を集音するアンビソニックス方式のVRマイクを搭載。最大120dB SPLの耐音圧で、最高24-bit/96kHzのハイレゾ録音が可能。360°の音をまるごと捉えるアンビソニックス録音により、再生時に音像を回転させたり、楽器や人の声など聴きたい音源のある特定方向のサウンドをステレオで鳴らすなど、VRならではのインタラクティブなオーディオ体験を提供するとしている。また、VR映像向けの空間音声(Spatial Audio)として、頭の向きに応じて映像と音声が追従するヘッドトラッキング対応ビデオや、Facebook/YouTubeの360°動画に活用可能。主な特長は以下の通り。
(以下、プレスリリースより引用)
- 4つのカプセルを持つ、アンビソニックス方式のVRマイク
- アンビソニックス録音(FuMa/AmbiX/Ambisonics A)、バイノーラル録音、ステレオ録音に対応
- 6軸モーションセンサによるマイクポジション自動検出機能
- 水平方向に対するマイクの設置角度を確認できる、電子水準器を内蔵
- オーディオインターフェース機能で、パソコンの360° USBマイクとして利用可能
- PC/Mac用ソフト「ZOOM Ambisonics Player」で、バイノーラル、ステレオ、5.1chサラウンドファイルへの変換が可能
- iOSデバイスからワイヤレスコントロール(Bluetoothアダプター「BTA-1」が別途必要)
- ヘッドフォン端子とラインアウト端子を個別に装備
- 単3電池2本(アルカリ電池で約11.5時間駆動)またはUSB経由の給電に対応
- 最大512GBのmicroSDカードを使用可能
- 付属品:ウィンドスクリーン、デュアルマウントアダプター(DMH-3)、単3アルカリ電池×2本、クイックガイド